JR東海が、駅や踏切などの鉄道施設の照明設備を、高圧水銀ランプから順次、LEDランプに取り替えます。これにより環境負荷を低減し、電力消費量、電気料金も大幅に削減。ふだん何気なく利用する鉄道の“明かり”が今後、変わっていきます。

従来の照明が製造禁止に LEDも同程度の明るさ

 JR東海は2016年10月12日(水)、駅や踏切、車両区所、そのほか沿線の照明設備を順次、高圧水銀ランプからLEDランプに取り替えると発表しました。対象となる高圧水銀ランプは約2万3000個、費用は約40億円で、2020年12月の完了が予定されています。

 LEDランプの導入によりJR東海は、年間の電力消費量、二酸化炭素(CO2)排出量、電気料金ともに約7割削減されると試算。また、LEDにより照明が長寿命化され、取り替え周期も従来の約3年から約10年に延長されるといいます。

 高圧水銀ランプは、街灯や工場などの照明として広く使われています。しかし電球内部の蒸気に水銀を含むため、環境汚染防止などの観点から、2020年末をもって製造が禁止される予定。LEDランプは、高圧水銀ランプと同程度の明るさで消費電力が少なく、かつ水銀を使用しないため、水銀灯の代替として普及し始めています。