JR大阪駅の北側に設けられる予定の新駅が2016年10月、全面着工されます。梅田貨物駅跡地の再開発に伴い、貨物線を地下化するとともに、特急「はるか」などが停車する新たな鉄道の結節点をつくる計画。実現に向けて大きく動き出しました。

「はるか」停車で梅田と関空が直通

 JR西日本が、大阪駅の北側を通る東海道本線支線の地下化および新駅設置工事を、2016年10月から全面着工します。この工事は2015年11月に着手され、2016年9月に新駅部の工事契約が完了。全工区で着工されることとなりました。

 地下化される東海道本線の支線とは、新大阪駅から、大阪駅北側にあった梅田貨物駅を経由して大阪環状線に合流する貨物線。梅田貨物駅跡地は「うめきた」の名で再開発計画が進められています。

 現在、京都方面と関西空港を結ぶ特急「はるか」が、この貨物線を通り大阪駅を経由せず運転されていますが、貨物線を地下化してルートを変更し、大阪駅の北側に新たな地下駅を設けることで、そこに「はるか」を停車させ、梅田地区と関空との直通アクセスを可能にします。また現在、放出駅(大阪市鶴見区)から吹田駅(大阪府吹田市)への延伸工事が進められているおおさか東線の列車を、さらに新大阪駅を経由して、この新駅に乗り入れさせる構想などもあります。

 地下化事業の延長は2.4km(うち1.7kmがトンネル部)で、新駅は島式ホーム(ホームの両側に線路がある形式)2面4線。開業は2023年春の予定です。