累計発行部数180万部を誇る、東村アキコの人気マンガ『東京タラレバ娘』(講談社)。単行本はこれまで6巻が出ており、現在も『Kiss』に連載中だ。アラサー女性が主人公で、同世代の女性から絶大な支持を得ている。



この作品が、2017年1月から日本テレビ系で連続ドラマ化される。気になる主演は、NHKの朝ドラ『花子とアン』(2014年)でヒロインを演じブレイクした吉高由里子。2年ぶりのドラマ主演となる。



『花子とアン』と『あまちゃん』 能年玲奈との意外な“共通項”


吉高のデビューは2006年、18歳のとき映画『紀子の食卓』だった。2008年には、金原ひとみの芥川賞受賞作『蛇にピアス』を蜷川幸雄が監督した作品で、初めての映画主演を務めるとともに、ヌードを披露し話題をさらった。



このときの演技が評価され、翌年、月9『東京DOGS』でヒロインを、さらに次の年に『美丘―君がいた日々―』(日本テレビ系)で連続ドラマ初主演を務めるなど、女優として順調にステップアップしていったが、『花子とアン』以降、露出が激減していた。



順風満帆だった吉高に何があったのか。なぜ、開店休業状態になっていたのだろうか。ある芸能事務所の関係者が語る。



「能年玲奈から改名した“のん”もそうですが、朝ドラに主演すると、その後の露出が減るなどともささやかれていますが、この2人の『その後』には意外な共通点があるんです。それは、マネージャーです。能年はマネージャーとまったくウマが合わず、それが原因の一つで事務所を辞めたといわれています。一方の吉高は、デビュー当時からのマネージャーと非常に良好な関係を築いてきました。そのマネージャーが家業の関係で朝ドラのあとに退職し、その影響で露出が減ってしまったということです」



前マネージャーとは姉妹のように絆が深かったが、後任のマネージャーとは関係がギクシャクし、双方のヤル気が失せてしまっているのだという。



アラサーを迎えてどう立ち上がる?



キリッとした美人の吉高の性格は、個性的ではあるが、それは角度を変えてみると、我が道を行くということ。つまり、協調性がなくわがままな側面もある。



『花子とアン』撮影時の、そんなエピソードをかつて『週刊文春』が下記のように報じている。



<夜の十一時くらいに吉高が「今日はムリ」と言い出すことがある。そんなときは撮影を次の日に回すんですが、そのせいでスケジュールはかなりぎりぎり>

<現場がバラバラに仕事をこなしている感じ>



仕事のロケ現場が遠方のときにも、「行きたくない」「できない」などと言って、周囲を慌てさせることもしばしばだったという。こうした吉高の言動のせいなのか、新しいマネージャーとのあいだに溝ができてしまったという。



一方で、朝ドラの大役をこなし、国民的女優になったところで、燃え尽きてしまった。相当のストレスがのしかかっていたのかもしれない。「朝ドラが終わったら、しばらく休ませてほしい」と、吉高が要求した、そんな説もある。そこにはやはり、苦楽をともにしてきた前マネージャーの退職も影を落としているようだ。



いずれにしても、『東京タラレバ娘』の主演決定で、吉高は女優として戻ってくる。喜んでいるファンは多いに違いない。アラサー女子3人の恋愛と現実を描いたこの作品に、「30代は自分で立ち上がれ」とのセリフがある。吉高はまだ28歳だが、自分で立ち上がった!?



(文:高城龍二)