「100点満点で、非の打ちどころなし。素晴らしいのひと言!」



そんな絶賛の声が聞こえてくるのは、京都の芸妓と不倫騒動を起こした中村橋之助の妻・三田寛子の堂々とした対応だ。


雨の中、自宅前で待ち構える50人超の報道陣に対し、三田は「このたびは、多大なるご心配とご迷惑をおかけして、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪し、次のように続けた。



<「雨降って地固まる」という諺もございます。私もそういうふうに頑張っていきたいと思います>



<ここからが彼の男として、人としての見せどころになることを肝に銘じ、自分の軽率な行動を胸に秘めて、中村芝翫を継ぐべく人間として頑張ると申しております>



この“神対応”の背景には、まったく異なるアイドルの世界から梨園に嫁いだ三田の、並々ならぬ決意と覚悟が、嫁いだ当時も現在も変わらずにあると見られている。



その三田は当初、雑誌『Seventeen』のモデルとして活動をスタートさせ、歌手デビューしたのが1982年だった。



「花の82年組」って?



中森明菜

中森明菜も82年組『BEST AKINA メモワール』




時あたかも、空前のアイドルブームであった。特にこの年には多くの逸材が登場し、「花の82年組」と呼ばれた。日本中を席巻したアイドルたちには、三田のほかにどんな人たちがいたか――。



中森明菜、堀ちえみ、小泉今日子、早見優、石川秀美、原田知世、斉藤慶子、つちやかおり、シブがき隊などをはじめ、大物アイドルが実に豊作だったのが「花の82年組」だ。



中森明菜…レコ大2年連続受賞

歌姫・中森明菜は、1980年にデビューした松田聖子と人気を二分していた。



2枚目のシングル曲「少女A」以降、発表する曲が次々にヒットし、日本レコード大賞を2年連続で受賞した。



2010年10月から、体調不良で活動を中止していたが、2014年の「紅白」にサプライズゲストとして出演。今年はニューシングルやDVDなどを発表し、徐々に活動を再開している。



堀ちえみ…一世を風靡した『スチュワーデス物語』 出演予定だったキョンキョンも82年組!

『スチュワーデス物語』

『スチュワーデス物語』 (C)大映テレビ・TBS




ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞し、芸能界に入ったのは堀ちえみ。デビュー翌年のドラマ『スチュワーデス物語』(TBS系)が大ヒットし、国民的アイドルとなった。現在も関西や東海地方を中心に活動している。



その『スチュワーデス物語』は当初、小泉今日子が主演する予定だったという。しかし、多忙のため、急きょ変更されることに。「キョンキョン」の愛称で親しまれ、アイドルを地でいくシングル「なんてったってアイドル」(1985年)が大ヒット。元祖「CMの女王」と呼ばれ、その商品は必ず飛躍的に売上げを伸ばしたという伝説がある。NHKの朝ドラ『あまちゃん』(2013年)で再ブレイクしたことは記憶に新しく、幅広くドラマやバラエティーで活躍している。



早見優、石川秀美も

そのほかにも、ハワイ育ちのバイリンガル、元祖帰国子女アイドルの早見優や、「HIDEKIの弟・妹オーディション」で5万人の中から選ばれたのは石川秀美などが、この年にデビューしている。早見は現在もバラエティーなどに出演しているが、石川は1990年に元シブがき隊の薬丸裕英と結婚し、芸能界を引退している。



「1980年代はアイドルの全盛期で、1980年に松田聖子や河合奈保子、翌年に松本伊代や薬師丸ひろ子、80年代後半にも工藤静香、中山美穂、南野陽子らが出ています。こうしたアイドル黄金時代の中心が『花の82年組』です。若さのほかに輝く何かを備えていたからこそ、一時的な流行ではなく、その後の息の長い活躍が可能だったのでしょう」(女性週刊誌記者)



手が届かないのだけれども、どこか親しみやすい。年齢が近く、一緒に成長していく過程を共有しているようだった。そんな憧れの的でもあった「花の82年組」は、来年2017年にデビュー35周年を迎える。



(文:高城龍二)



「花の82年組」、気になるアイドルはいる?



『ゴールデン★アイドル 堀ちえみ』

『ゴールデン★アイドル 堀ちえみ』堀ちえみ





『ゴールデン★アイドル 早見優』

『ゴールデン★アイドル 早見優』早見優





『GOLDEN☆BEST 石川秀美』

『GOLDEN☆BEST 石川秀美』石川秀美





「なんてったってアイドル」小泉今日子

「なんてったってアイドル」小泉今日子





『原田知世 時をかける少女』原田知世

『原田知世 時をかける少女』原田知世