映画『怒り』が、スペインで開催された第64回サン・セバスティアン国際映画祭のコンペティション部門に出品され、現地時間9月23日にプレミア上映を実施し、主演の渡辺謙、メガホンを取った李相日監督が登場。渡辺は「インディペンデントな雰囲気がある」と語った。



サン・セバスティアン国際映画祭は、今回で64回目を迎えるスペイン最大の国際映画祭で、9月16日(金)〜9月24日(土)まで開催されている。ヨーロッパにおいては、カンヌ、ベルリン、ヴェネチアに次いで重要な映画祭とされており、国際映画製作者連盟にも公認されているコンペティション映画祭だ。



 

(C)2016 映画「怒り」製作委員会




同映画祭は「映画祭を通して映画業界や芸術文化の発展に寄与すること」を目的とし、世界各地から集められた最新作が上映されるほか、毎年多くの映画監督や著名人がゲストとして訪れる。今年も、リチャード・ギア、シガニー・ウィーバー、ジェニファー・コネリー、イーサン・ホーク、ユアン・マクレガー、ジョセフ・ゴードン=レヴィットなど、数多くのハリウッドスターが訪れ、会場を盛り上げた。



 

(C)2016 映画「怒り」製作委員会




9月23日(現地時間)の公式上映に合わせて、主演の渡辺と李監督はスペイン入り。上映に先駆けて、サン・セバスティアンの名所であるウルグル山を訪れた。サン・セバスティアンの印象について渡辺は、「サン・セバスティアンがあるバスク地方はスペインの中でも言語体系や意識が違ったりと、ある種独立している感じ。そういう意味では、文化を受け止める土壌もまた一つインディペンデントな雰囲気があるのかなという気もします。宿泊しているホテルの周りは映画祭一色で、地元の方々が手作りでずっと64年間作られてきた映画祭なのかなという印象です」とコメント。



 

(C)2016 映画「怒り」製作委員会




初めてサン・セバスティアンを訪れた李監督は「(先日訪れた)トロント国際映画祭はいろいろな場所から人が集まっている感じがしましたが、ここは地元の人に愛されている映画祭という雰囲気。自分の作品にスペイン語がつくのは初めてなので新鮮ですね。スペインは『情熱』というイメージを思い浮かべるので、パッションの強い『怒り』は相性が良いのかなと想像しています」と話していた。



 

(C)2016 映画「怒り」製作委員会



映画『怒り』

全国東宝系にて大ヒット上映中





原作:吉田修一(「怒り」中央公論新社刊)

監督・脚本:李 相日

出演:渡辺謙 森山未來 松山ケンイチ 綾野 剛

広瀬すず 佐久本宝 池脇千鶴 ピエール瀧 三浦貴大 高畑充希 原日出子

宮崎あおい 妻夫木 聡