28日、都内で東宝株式会社とワーナー・ブラザース合同会社が、新作の企画制作・キャスト発表会見を共同で開き、映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』の製作と、三池崇史の監督就任、およびそのキャストとして、山﨑賢人、神木隆之介、小松菜奈、岡田将生、真剣佑、山田孝之、伊勢谷友介が出演することを明らかにした。



『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』は、荒木飛呂彦による大人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの第4部『ダイヤモンドは砕けない』を基にする作品。1992年から1995年まで週刊少年ジャンプで連載されていた原作では、M県S市に位置する「杜王町」に住む主人公・東方仗助が、スタンドと呼ばれる特殊な能力を使いながら、個性的な仲間たちと共に、様々な悪に立ち向かう姿が描かれた。その映画化となる本作の公開は、2017年の夏を予定しており、主な撮影はスペインのリゾート地・シッチェスで行われるという。



発表されたキャストは、全部で9名。山﨑は主人公で髪型をけなされるとぶち切れる仗助を、神木は仗助の友人となる広瀬康一を、小松は康一に恋心を抱く山岸由花子を、岡田は仗助を狙う虹村形兆を、真剣佑は形兆の弟・億泰を、山田は連続殺人犯・片桐安十郎を、伊勢谷は仗助より年上ながら「甥」に当たる空条承太郎を演じる。また、國村隼が仗助の祖父・良平を、観月ありさが仗助の母・朋子を演じることも、併せて発表された。



 

映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』のキャスト陣




オファーを受けてからシリーズを読み始め、現在は7部を読んでいる途中だと明かした山﨑は、シリーズがその誕生から30周年を迎えたことに絡めて「自分が生きてきた時間よりも長く愛され続けている『ジョジョ』という作品を実写化するということで、とにかく頑張るしかないなと思っているんですけど、豪華なキャストの方々と、三池監督と、これからスペインで映像化していくことにワクワクしています」とコメント。しかし、スペインでの撮影はまだ明かす予定ではなかったらしく、一同から突っ込まれて照れ笑いを見せていた。



続いてマイクを握った神木は「緊張しますね。どういう風に康一を見せていきたいか、どう思ってもらいたいかということを、慎重に作っていきたいなと思っております。とにかく頑張ります」と話し、小松は「個性的なキャラクターを演じる楽しみもありつつ、正直、漫画ということで緊張感もあるんですけど、その緊張感を良い緊張感に変えて、全力で取り組んでいきたいと思います」と語った。



岡田は「ファンの方々が、納得いくような作品にしたいと思っていますし、形兆という役を大切にやっていきたいなと思っています」とコメント。真剣佑は「僕の大好きな皆さんとご一緒できるということで、すごく嬉しい気持ちがあるんですけど、偉大な『ジョジョ』という作品を、今からスペインで撮影していくことに向けては、頑張らなきゃなという気持ちでいっぱいです」と山﨑をイジりながらにっこり。
























山田は「片桐安十郎は、史上最低の殺人鬼ということで、割とたぶんそれに近いものがあるので、役作りは大変じゃない。リラックスできているので、そんなに緊張はしていないです」と冗談交じりにコメントし、伊勢谷は、「何とかして、あのグラフィックに近しいものを感じさせられるような…。そこを監督が作っていかれるのを、ほとんど観客として楽しみにしつつ、皆さんにも楽しんでいただけるものにしていけたらなと思っています」と心境を明かした。



役作りについて聞かれた山﨑が、「体格の良い仗助に近づけるべく、筋トレをしています。あと、仗助は髪型をけなされると、ものすごく切れてしまうので、そういう部分だったり…」と話すと、山田は「髪型変だよ」と無茶ぶり。これにはさすがの山﨑も「ここではちょっと…」とはにかんだ。一方の神木は「キャラクターの中では唯一、喧嘩慣れしていなそうな、平和だなという印象があるんですけど、康一の中には、人一倍大きな勇気と根性、そして覚悟があるので、普段の立ち振る舞い方の優しそうな雰囲気と、いざとなったときの勇気の大きさっていうギャップを、どういう風に作っていったらいいんだろうと考えてます」と回答。



髪の毛が長い由花子役の小松は「髪を伸ばすために、ワカメを一杯食べてます(笑)。アクションがあるかは、映画を楽しみにしていただけたら嬉しいなと思います」と話し、初の悪役挑戦となる岡田は「冷酷な部分はもちろんあるんですけど、信念のあるキャラクターなので、お二人と全力で闘えるように、今は精神を整えています」と気合十分。



 

映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』のキャスト陣、三池崇史監督、製作陣




真剣佑は「兄の形兆が大好きな役なので、僕も岡田さんを、撮影が始まる前に『愛してます』と言えるような関係になっていたいと思います」と答え、山田は「夜道を歩くときは、すれ違う人を狙う。一応大きな組織に属しているので、手は出しませんけど、精神的な部分で狙っていく」とジョークを飛ばし、伊勢谷は「前シリーズから、スピードとパワーも最強で、時間も止められるようになっているんですよね。それが本当になればいいなあと、ずっと思いながら役作りしています」と話して笑顔を見せた。



外国人が主人公を務める作品も多い『ジョジョ』シリーズとあり、記者からは海外を含む様々な展開があるのかという質問が飛んだ。これを受けた平野隆プロデューサーは「まず第4部を完結させていきたい。そのためには、本作を第1章と呼んでいますけど、あと数本が必要なんですね。その数本を、私と監督の中では構想がもうあるんですが、まず完成させる。他にも素晴らしいシリーズがあるので、日本人が主役じゃなかったり、色々なことがあるんですけど、こういった作品から、もし日本映画が世界に羽ばたいていけるチャンスがあれば」と更なる展開を視野に入れていることを明かした。



当日は、原作者の荒木からの激励コメントも発表。クランクインに向けて様々なアドバイスを送ってきたという荒木は「満を持してというか、ついに実写化する運びとなりました事は原作者として誠に光栄な事です。豪華で素晴らしいキャストとスタッフの皆様に集まって頂き、十分すぎる製作体制で作られるとのこと、とても期待しております。10年前なら不可能だった映画表現や技術をもって、どう作られるのか。私も完成を楽しみにしております」と期待の言葉を贈った。


映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』

2017年夏公開