E-Girlsのメンバーとして2011年から活動している石井杏奈は、弱冠18歳にして、既に約6年のキャリアを誇っている。



「どこかエキゾチックな雰囲気を醸し出し、同世代の芸能人とは一線を画している石井は、一方で、18歳という年齢にふさわしい可愛らしさをも兼ね備えています。これは狙ってやれるものではなく、天性の素質といえるでしょう。つまり、根っからの役者なのです」(芸能記者)



小学生のころからダンスやモデル活動を始めた石井は、2012年、「Follow me」でE-Girlsの作品に参加。



『ソロモンの偽証』でブレイク



同じころ、『私立バカレア高校』(日本テレビ系)で女優としてデビューを果たした。その後、順調にステップアップし、2015年には『ガールズ・ステップ』で映画初主演、映画『ソロモンの偽証』にも出演。これらの演技が評価され、今年、ブルーリボン賞新人賞を受賞、注目を集める若手女優なのだ。


特に『ソロモンの偽証』では、不良たちからいじめを受ける難しい役どころを演じ、少女の内面がよく伝わってきた。普段の石井とは、まるで別人のように感じられるほど際立った演技だった。



そんな石井は今年、映画『世界からネコが消えたなら』が5月に公開され、9月には映画『四月は君の嘘』が封切られた。『四月は君の嘘』は、新川直司による大人気マンガが原作で、石井は山崎賢人演じる主人公の幼馴染役。友だち以上恋人未満、という難役をこなしている。いつも元気な姿を演じながらも、石井が山崎に募る思いを伝えるシーンは、涙なしでは見ることができない。



「まだまだ女優としては駆け出しですが、その演技には、秘められた可能性があるように感じられます。役柄に真剣に向き合い、目の動きや表情、仕草一つで何かを表現しようとしていることがよく伝わってくるからです。そうしたもののレベルを押し上げていけば、大女優への道が開けてくるかもしれません」(前出の芸能記者)



別の芸能ジャーナリストによると、石井は最近「演じることが楽しくなってきた」と言っているという。また、共演する大先輩たちの話にも真摯に耳を傾ける姿が、しばしば目撃されている。



二足のわらじ? それとも女優に専念?



石井は来年にかけても、『スプリング、ハズ、カム』、『たたら侍』が公開予定など、映画の仕事が目立つ。



一説によると、大女優を目指すため、E-Girlsを脱退して「女優業に専念か?」ともささやかれている。確かに、女優業が本格化してダンスや歌を披露する機会は減っている。これだけの映画に出演することで、E-Girlsの活動も行うことは、事実上不可能かもしれない。



演技1本でいくのか、歌と役者の二足のワラジを履くのか。どちらにしても、本格派女優への期待が大きいことは間違いない。石井杏奈の演技に注目だ。



(文:高城龍二)



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