10月よりTVアニメが放送される『3月のライオン』。作中に登場するキーパーソン、川本ひなた役を務める声優・花澤香菜さんに、アニメや原作コミックについて伺った。



◆PROFILE

Kana Hanazawa/東京都生まれ。'04年より声優活動を開始。TVアニメ「デュラララ!!」(園原杏里役)や「化物語」(千石撫子役)など、150を超えるアニメやゲーム作品に出演。'12年4月にアーティストデビューを果たして以降、音楽活動も活発。



ひなたの真っ直ぐさを私自身も見習いたい



「“羽海野チカさんの新作だ!”と思い、連載当初から『3月のライオン』を読んでいました。私は、主人公の零君に感情移入することが多くて、もがきながらも前に進もうとする姿に元気付けられることもあります。登場人物全員が魅力的なので、“アニメ化するならこの役を演じたい”というよりも“どのキャラクターも演じたい!”と思っていました(笑)」



――そう語るのは、川本ひなた役の声優・花澤香菜さん。彼女が演じるひなたは、明るくがんばり屋な中学二年生で、川本3姉妹の次女だ。



「ひなたは、本当に無邪気な女の子。中学生らしさがある一方で、驚くほどいろいろなことに気が付く。零君とのやり取りで、特にそれを感じます。大げさに心配するわけではなく、持ち前の明るさで相手を自然と元気にしてしまう。そんなひなたの真っ直ぐさを、私自身も見習いたいです」



パッと発した言葉が素敵なものになったら



――“真っ直ぐさ”は、どのように表現していますか?



「“真っ直ぐさ”は、ひなたが持つ天然の魅力。それを作為的に作るのは違うと思い、私自身もできるだけ心を真っ直ぐにして、役と向き合っています。難しいですが、深く考えすぎずに、パッと発した言葉が素敵な雰囲気をまとうように心がけています」



――アフレコは、とてもスムーズに進んでいると聞きました。



「はい! 辛く切ない場面も多いですが、川本家が登場するシーンはとってもほんわかしていて、アフレコ現場に行くだけで幸せな気持ちになれます。茅野さんも話しているアフレコ後の“ご飯会”が私も楽しくて。どうやってキャストを選定したのかというお話が聞けたのは、印象的でした。新房監督や羽海野さんの言葉で“みんなで良いなと思ったキャストさんにお願いできて良かった”と言っていただけて、うれしかったですね」



ひなたが泣くシーンにぜひ注目してほしい



――アニメの完成版は、ご覧になりましたか?



「完成版ではないですが、声や音楽が入った映像は少しだけ観ました。素晴らしいものができあがっています! 羽海野さんの絵がアニメになって動いていて、漫画に登場する“キリリ”や“ビューン”のような擬音も、しっかり表現されています」



――アフレコされたなかで、印象的だった場面は?



「お盆のエピソードで、それまで明るい部分しか見せてこなかったひなたが、初めて泣くシーンですね。原作でもとても印象的でした。このシーンの収録前に、新房監督から“ひなちゃんの泣くシーン、頼んだよ”と言われたんです。それくらい重要なシーンだったのだと思います。手応えは…どうでしょう(笑)。でも、思いっきり演じたので、ぜひ注目してほしいです」



(取材・文:倉内夏海/撮影:喜多二三雄/スタイリスト:鬼束香奈子/ヘアメイク:宇賀理絵)

衣装(LADY LUCK LUCA/LADY LUCK LUCA 北千住ルミネ店 03-5284-4545)



><インタビュー>TVアニメ『3月のライオン』川本あかり役・茅野愛衣



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