今から1年前、ヴィジュアル系ロックバンドSadieが自らの音楽性を向上させる為に活動休止に入った。



そして、真緒(Vo)と美月(G)はユニット、The THIRTEENを始動。今年5月のアルバム『PANDEMIC』リリース、6月の赤坂BLITZでの初ワンマンライブを経て、9月28日に待望の1stシングル「LIAR.LIAR.」をリリースする。今後も初の全国ワンマン・ツアー、イベント出演と、予定が目白押しなので、ぜひ注目してもらいたい。(インタビュー&文:水谷エリ)


いつかSadieに帰ったときにもっとすごいギタリストになれるんじゃないかな




真緒(Vo)




―アルバム、ワンマン、そして今回のニューシングルのリリース…と随分とペースが早いですね。



真緒:The THIRTEENを始めて、アルバムとシングルは年内中に出そうと決めていたので予定どおりではありますね。



美月:Sadieとして活動していく上で、ライブをやるならこれぐらい曲がいるだろうというのもわかっていたので、The THIRTEENとして初めてのワンマンをやる際には、必要な曲数は揃えておきたかったんですよね。普通は、シングルからリリースするんでしょうけど、曲を知ってほしい、浸透させたいという意味もあって、アルバムから先にリリースするという異例な形でやらせてもらいました。



─先にアルバムをリリースしたこともあって、赤坂BLITZで行われた初ワンマンは大成功に終わりました。The THIRTEENを結成してからというもの、美月さんは立ち位置が上手側へと変わったわけですが、実際にはいかがですか?



美月:これまでずっと下手側でギターを弾かせてもらってたんですけど、真緒くんと2人でやっていくのであれば、自分としては修行じゃないですけど、今までやったことのない立ち位置でやってみようと。ただ、そうすると全てが左右逆になるので、そのまま下手モードでいくと壁に向かってライブをするような感じになってしまうんですよね(笑)。でも、そういうのも全部経験してモノにできたら、いつかSadieに帰ったときにもっとすごいギタリストになれるんじゃないかなって思ったので、敢えて慣れないことに挑戦してみました。それに今までは、ステージ向かって真ん中と左に集中して気を張っていたんだなというのが、上手に行ってすごくわかったんですよね。



─真緒さんとしても、美月さんが上手側にいるのは新鮮でしたか?



真緒:Sadieを10年以上やってきたこともあって、いつもいたメンバーの図式というのが、僕の体になじんでいるんですよね。だから、The THIRTEENとして初めてライブをしたときは、美月くんが上手にいるのが違和感があるというか、変な感覚でした(笑)。でも、初ライブを終えた今となっては随分と慣れましたけどね。



─ライブでアルバム曲を披露したというのも、確かな手応えを感じられたことと思います。



真緒:そうですね。The THIRTEENの真緒として、Sadieの真緒とはまた違ったものを提示したいという想いのもと、ライブをメインとした楽曲を作っていこうという意思があったので、たとえ、お客さんがアルバムを事前に聴き込んでくれていなくても、楽しめる空間を作ろうと意識していたんです。だから、曲に対してお客さんが盛り上がってくれたのは嬉しかったし、ある意味、こちらの作戦どおりというところはありました。それだけに、ライブの回数を重ねていけば、曲がもっと浸透していくんだろうなと感じましたね。



「LIAR.LIAR.」は自分自身の体が動くかどうかっていうのを考えていた




美月(G)




─新曲「LIAR.LIAR.」も、すでに初ワンマンの場で披露されていましたね?



美月:アルバムだけだと13曲しかないので、書き下ろしの新曲は絶対にやろうと思っていたんです。実際に演奏してみると、自分が思い描いていたよりオーディエンスの順応能力はすごいなと思いました。



─元々、この曲を持ってきたのは美月さんですか?



美月:いえ、真緒くんと一緒に作りました。アルバムのときもそうですけど、曲はほぼ2人で作っているんですよ。この曲は1番を聴いたら最後の展開までわかる速効性が欲しくて。あとは、この先にイベントライブなど出演する機会も増えるだろうなと見越していたので、うちらの曲を知らない人でも1回聴いたらわかるような感じにしたかったんですよね。



─拳をあげるとか、声を出すとか、セクションによってわかりやすいノリ方を見せる曲でもありますよね?



真緒:作っているときからライブを想定していたので、テンポ1つにしても自分自身の体が動くかどうかっていうのは考えてました。とにかく、やりたいことを1曲に詰め込んでみようって思ったんです。それを自然な流れで形にしたのがこの曲だったので、Aメロはこうしよう、Bメロはこうしようっていうのはすぐにひらめいたことでもありますね。



─この曲で、最も伝えたい部分というとどこでしょう?



真緒:ライブに来てくれるお客さんと盛り上がりたいという気持ちで作っていったので、〈wow wow〉と歌っている部分は一緒に声を出してほしいですね。そこは、サッカーの応援をしているみたいな感じで盛り上がってくれたらいいなと。あとは、〈『嘘ツイタラ針千本飲マス』〉と歌うところがあるんですけど、その後すぐに〈『指切ッタ』〉と一緒に言ってもらえたら嬉しいです。ここは、曲を作る際、最初に決めた大事なキーワードでもあるので。



─レコーディングは、サポート・メンバーのRyoさんとKazuさんに協力してもらったそうですね?



美月:はい、アルバムに引き続き。サポートであるリズム隊が母体をしっかりと支えてくれるので、こっちとしても自由にやらせてもらってます。



─お2人から見て、Ryoさんは後輩、Kazuさんは先輩にあたるわけですが、両者に挟まれて緊張はありませんか?



美月:いや、それはないですね。



真緒:ただ、KazuさんとRyoちゃんって初対面同士だったんですよ。僕らとしては、これから一緒に撮影とかもするけど、この2人、待ち時間とか大丈夫かなって心配してたんです(笑)。だから、その前に1度全員でご飯を食べに行こうってなって誘ったんですよね。そうしたら、初めからすぐに仲良くなってくれて。人間性が似ているっていうのもあったんだろうけど、良かったなぁって。



美月:あと、先に2人に言ったんですよ。The THIRTEENはユニットではあるけれど、出したい音はバンドなので、そこはサポートでも遠慮しないできて下さいって。そこがライブでも良い方向に進んでいると思いますね。



─強靭なサポート・メンバーのおかげで、美月さん自身、レコーディングに良い影響があったのではないですか?



美月:そうですね。普通ならば、ギタリストってここを聴いてくれっていう感じでフレーズを作ると思うんですけど、この曲に関しては、どれだけライブに集中できるかっていうのに意識したので、手元に左右されないようなシンプルなフレーズにしたんです。だから、レコーディングもそこまでカチカチに録るのではなく、ライブのように勢いを出せる感じにはしました。





道行く先にはSadieがあると信じてやっているから…



─ライブでの暴れ具合いに期待してますよ。また、カップリングにも個性的な曲を並べてきましたね?



真緒:「MR.BRAVEMAN」は、前向きな曲を作りたい、がむしゃらに何かを成し遂げたいという想いから作っていったんですけど、野球の応援のリズムを取り入れてみました。



―「LIAR.LIAR.」はサッカーで、こちらは野球なんですね。もしや、本作はスポーツ縛りで曲を作っていったとか?



真緒:そういうわけでは…(笑)。でも、サッカーに続き、野球の応援のリズムって誰もが知っているじゃないですか。昔から曲に取り入れてみたいとは思っていたんですけど、さすがにSadieじゃ実現できなくて。でも、The THIRTEENだったらできるだろうと思い、やってみることになりました。コール&レスポンスも含め、パンクちっくな曲に仕上がったと思います。



美月:この曲も初ワンマンでしれっと披露したんです。オーディエンスの誰も聴いたことがないにも関わらず盛り上がってくれたので、頼もしいなぁと。そこは信頼関係を感じましたね。



─Sadieの楽曲を知っている身としては、お2人がここまでの明るい曲を出してくるとは思ってもみませんでしたよ?



真緒:良い意味で別物として考えて始めていますからね、SadieとThe THIRTEENは。でも、道行く先にはSadieがあると信じてやっているからこそ、こうした明るい楽曲が出せるんだと思います。だからこそ、SadieではやらないことをThe THIRTEENで積極的に挑戦していきたいんですよね。



美月:もう1曲の「BASTARD」は、アルバムの延長線上にあるような激しい曲なので、入りやすいとは思います。



真緒:ヘヴィなサウンドにデジタル要素を入れたかったので、敢えてシーケンスをガンガン前に出しているんです。ちなみに今回も、シーケンスはGARIのYOW-ROWさんにお願いしました。



─3曲とも、聴き応えがありました。それだけに、これから始まる全国ワンマン・ツアーも楽しみです。



真緒:とにかく早くツアーに出かけたいですね。ツアー・ファイナルは11月18日、初ワンマンと同じ場所の赤坂BLITZでやるんですけど、気合いを入れてかかりたいと思います。



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The THIRTEENリリース情報






初回限定盤A-type






初回限定盤B-type






通常盤







LIAR.LIAR.



2016年9月28日発売



初回限定盤A-type(写真上) 1300枚限定:GR13-0003 ¥2,000(税抜)

【初回限定盤A-type収録内容】LIAR.LIAR. / MR.BRAVEMAN CD2曲+「LIAR.LIAR.」MV &「Welcome to the BLACK BOX」ドキュメント映像



初回限定盤B-type(写真中) 1300枚限定:GR13-0004 ¥1,800(税抜)

【初回限定盤B-type収録内容】LIAR.LIAR. / MR.BRAVEMAN CD2曲+6/24 赤坂BLITZ「INDEPENDENT13 」ダイジェスト映像 &「CHAINSAW」MV-INDEPENDENT13 Ver.



通常盤(写真下):GR13-0005 ¥1,500(税抜)

【通常盤収録内容】LIAR.LIAR. / MR.BRAVEMAN / BASTARD CD3曲収録









The THIRTEEN初の全国ワンマンツアー決定!



TOUR 2016 SPUNKY LOUD MONSTERS



10月09日 (日) 札幌cube garden

開場 17:30 / 開演18:00

問) WESS 011-614-9999





10月10日 (月) 札幌cube garden

開場 16:00 / 開演16:30

問) WESS 011-614-9999





10月12日 (水) 仙台MACANA

開場 18:30 / 開演19:00

問) キョードー東北 022-217-7788





10月20日 (木) HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3

開場 18:30 / 開演19:00

問) HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999





10月22日 (土) 横浜BAYSIS

開場 17:30 / 開演18:00

問) HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999





10月23日 (日) 柏ThumbUp

開場 17:30 / 開演18:00

問) HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999





10月29日 (土) 福岡DRUM SON

開場 17:30 / 開演18:00

問) GreeN Music 092-714-0230





10月30日 (日) 広島BACK BEAT

開場 17:30 / 開演18:00

問) キャンディープロモーション 082-249-8334





11月05日 (土) 名古屋ell.FITS ALL

開場 17:30 / 開演18:00

問) サンデーフォークプロモーション 052-320-9100





11月06日 _(日) 名古屋ell.FITS ALL

開場 16:00 / 開演16:30

問) サンデーフォークプロモーション 052-320-9100





11月12日 (土) OSAKA MUSE

開場 17:30 / 開演18:00

問) キョードーインフォメーション 0570-200-888





11月13日 (日) OSAKA MUSE

開場 16:00 / 開演16:30

問) キョードーインフォメーション 0570-200-888





TOUR FINAL



11月18日 (金) 赤坂BLITZ

開場 18:00 / 開演19:00

問) HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999



全会場前売料金:¥4,800-(税込)



VISUAL JAPAN SUMMIT 2016 Powered by Rakuten



※The THIRTEEN出演は10月15日



幕張メッセホール 9-11ホール



開場8:00AM/開演9:00AM/終演10:00PM(予定)



[ Adv / Day ] 1日券(オールスタンディング) 14,000円(税込)



3MAN EVENT「火炎瓶」



11月29日 新宿ReNY



開場 17:00 /開演17:30



[ Adv / Day ] 前売¥4,000- (D別) / 当日¥4,500-(D別)



出演バンド:The THIRTEEN / DADAROMA / DIAURA



The THIRTEEN オフィシャルサイト



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美月 オフィシャルTwitter