2016年10月5日(水)〜8日(土)、東京・六本木にある「スウェーデン大使館」で、北欧スタイルの刺し子デザイン作品を展示する「北欧デザイナーによるSASHIKO『UNIK(ウニーク) - 北欧デザインの原点』」が開催される。本展覧会は、2014年2月より展開している事業「Scandinavian Pattern Collection」の文化交流イベント第3弾。



日本の「刺し子」、北欧の刺繍文化について



厳寒な気候と貧しい暮らしから生まれ、東北地方を中心に実用品として発展してきた「刺し子」。点と線だけで表された文様は、シンプルさゆえに美しく、徐々に装飾品としてもとらえられるようになっている。



一方、現在ではその幸福度の高さで知られる北欧も、百年ほど前までは、欧州の中の貧困地域だったが、手工芸の歴史は17世紀頃までさかのぼり、各地の民族衣装にはその地域性に根差した個性的なデザインの刺繍が施されている。



タイトル名「UNIK(ウニーク)」とは?



展覧会チラシ

展覧会チラシ




一人ひとりの個性、一つひとつの価値を尊重したスウェーデン語の表現。今回の展覧会では、28名の北欧デザイナーが、自分の育った場所の自然や風景、影響を受けた経験、漠然とした心象風景など、自分の心の原点に立ち返り、そこから発想した刺し子文様のデザインを作り上げた。



一口に北欧と言っても、国によって歴史的背景も異なり、同じスウェーデンでも、北部と南部、都市部と田舎とでは、文化や感覚も異なる。それぞれのデザイナーが、その地ならではのこだわりや、自分の原点を見つめながらデザインすることで、表現に個性が生まれ、一つひとつのシンプルな刺し子デザインの中に、北欧の自然、風景、生活など、日本では紹介されてこなかった日常の暮らしを感じることができる。



これらの刺し子デザインは、「大阪成蹊短期大学 生活デザイン学科」と連携し、手刺しの花布巾に仕立てられ、展示される。学生たちは、一針一針手で刺すことによって、布を大切に使うという刺し子本来の意味に気づいたという。


作品とともに、デザイン誕生の背景を紹介





刺し子作品

刺し子作品





展開商品

展開商品






同展では、花布巾作品の展示だけではなく、刺し子デザイン全28点がどのような原点の中から生み出されたのかを、各デザイナーが自ら準備した豊富な写真と文章によって紹介。100枚を超える写真を見ていると、今まで知らなかった北欧の様子を知ることができ、北欧紀行をしているような気分も楽しめる。



また、これらの展示内容は、コンセプトブック『北欧デザイナーによるSASHIKO「UNIK(ウニーク) - 北欧デザインの原点」』にすべて掲載され、展覧会後も継続販売される予定(1,500円・税抜)。



また、特別展示として、「Scandinavian Pattern Collection」の所属デザイナーでもあり、スウェーデンで「SASHIKO」の本を出版したアンナ・ヘーリング氏が、自ら手刺しで仕上げたブランケット作品が展示される。



北欧と和が融合した、SASHIKOデザインの商品化



さらに、これらのデザインは、日本の刺し子にとどまらず、北欧スタイルの「SASHIKO」として、インテリアを中心としたさまざまな商品へと展開。2017年春の本格展開に先立ち、本プロジェクトのリテイルパートナーである株式会社アクタスの店舗において販売される。2016年10月4日(火)よりACTUS二子玉川店、10月15日(土)よりACTUS新宿店、京都店、その後、全国各店を巡回する。



また、10月4日(火)より公式ウェブサイト「Scandinavian Pattern Collection.com」、10月中旬より「arco store(アルコストア)」名古屋、大阪でも先行販売される。11月以降の予定については、公式ウェブサイトを参照。



本展は、「株式会社アンドフィーカ」、「Swedenstyle(スウェーデンスタイル)」、「株式会社アルコデザイン」の共催で行われる。



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■開催情報



「北欧デザイナーによるSASHIKO『UNIK(ウニーク) - 北欧デザインの原点』」

開催日/2016年10月5日(水)〜8日(土)

開催時間/10:00〜17:30

会場名/スウェーデン大使館 ベルイマン展示ホール(東京都港区六本木1-10-3)

定休日/なし



Scandinavian Pattern Collection 公式サイト