家電蒐集家・松崎順一チーム「radio-cassette」が、21世紀の新たなラジカセ「MY WAY」開発製作のため、クラウドファウンディング「Makuake」で先行予約の受付を行っている。



「ラジカセ」「カセット」……懐かしい!



MY WAY



ラジカセというのは、ラジオとカセットプレイヤーが一緒になった機械。ラジオを聞くことも、カセットを聞くことも、ラジオをカセットに録音することも、マイクからカセットに生声や生音を録音することもできる。これはaiwaというメーカーがつくった、日本独自の機器だ。



MY WAY



カセット、つまりカセットテープというものは、磁気テープにいろいろな情報を記録するシステム。音楽カセットテープの場合、CDやヴァイナル盤のように、ミュージシャンの「アルバム」もリリースされており、ブランクの(空の)カセットテープは、自由になんでも録音をすることができたため、“自分”を表現できるメディアとしてとても一般的な存在だった。





MY WAY




MY WAY





このラジカセとカセットは、1970〜80年代を中心に、音楽生活の大部分を占め、音楽をかけながらラジカセを持ち歩いたり、好きな曲を好きな順番で録音し、ジャケットのデザインに凝る人がたくさんいた。



しかし、1990年代の後半、CDやMDといったデジタルメディアの隆盛もあり、ラジカセやカセットの需要は激減。それからしばらく、ラジカセやカセットは見向きもされない時期が続いた。



注目が高まってきた2010年代



MY WAY



その風向きが変わってきたのが2010年ころ。カセットの音質と存在感から感じられる、パーソナル性やカジュアルさ、いい意味のアマチュアっぽさ、オブジェとしてのかわいさなどに魅力を感じる人が増えてきたのかもしれない。カセットだけで音楽がリリースされたり、大きなレコード店がカセットを置き始めたり、秘かにカセットが熱を持ち始めた。



ラジカセの商品化に挑戦することになったワケ



MY WAY



カセットが徐々に盛り上がり、独自の流通がすでに始まっている現在。しかし、そのカセットを聴くためのラジカセが、なかなか見つからない。“このままでは、カセットを聴く環境は徐々に失われていく……”と危機感を覚えた同チームが、数年前より独自のラジカセを作ろうと活動を始めた。工場の金型が失われていたり、部品が散逸していたり、工場自体が廃業していたりと、さまざまな困難があったが、ついに今回オリジナルのラジカセを製造販売することにこぎつけることができたという。そして、資金面においても、クラウドファンディングで支援者を募集することで乗り越えようと挑戦している。



見て・聴いて音楽を愛でるラジカセ「MY WAY」



MY WAY



「MY WAY」は、ラジオや音楽を楽しむことはもちろん、このラジカセという“もの”じたい、そしてそれを持っていること、家にあることを楽しんでほしいと設計。デザイン、素材、色味、などにこだわり、中でもボタンの押し味は、アナログならでは、機械ならではのあの「ガチャッ」という音と感触を楽しめる。



音質は、モノラルスピーカーモデルとして、いま、音楽を聴くときにもっともフィットするようなものにセッティングされている。デジタルでは感じられない、空気を振るわす存在感ある音を聴くことができる。



同商品の一般販売はまだ決定しておらず、このクラウドファウンディングが成功した暁には一般販売の可能性もあり。その場合、一般販売価格は15,500円(税込・送料込)を予定している(多少前後する可能性あり)。





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