映画ファンから寄せられたリクエストをMOD(マニュファクチャリング・オン・デマンド=受注生産)方式で復刻・発売する「復刻シネマライブラリー」シリーズから、長きにわたり復刻は困難と言われてきた伝説の海外TVドラマ『ベン・ケーシー』が、2016年10月11日(火)よりDVD-BOXで全国発売される。



「復刻シネマライブラリー」はカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下、CCC)グループで、映像・出版・音楽の企画製作等、エンタメ事業を展開するカルチュア・エンタテインメント株式会社が手がける独自のサービスだ。



全55話を復刻!



アメリカで放送された全153話のうち、現在の権利元CBSが保有するマスターテープの中から、日本語吹替え版が現存する55話を復刻、DVD1枚に2話を収録し、DVD全27枚組として発売。10月11日から発売となるのは、このうちVOL.1にあたる9枚組セット18話。VOL.2(9枚組)、VOL.3(8枚組)はそれぞれ2016年12月、2017年2月に全国発売を予定しているという。



日本では最高視聴率50.6%を樹立



『ベン・ケーシー』(原題:BEN CASEY)は、1961年10月2日〜1966年3月21日までアメリカで、日本ではTBS系列で1962年5月4日から1964年9月25日まで放送され、今年で初放送から55周年を迎える医療ドラマの先駆け。総合病院に勤務する若き脳神経外科医ベン・ケーシー(ヴィンセント・エドワーズ)が、医療現場で起きる様々なアクシデントや、患者との交流、先輩医師や同僚との衝突や親交を通じて成長する姿を描く。



『ベン・ケーシー』放送前年には、アメリカでは低俗なテレビドラマのどぎつい描写に対し、批判の声が高まっていた。そんな社会背景にあって、「脳外科医」という、それまでに存在しなかった若く知的なヒーローを主人公に、リアルな手術・治療シーンや、スリリングながらも生や死といった重厚なテーマを扱い、暖かなヒューマニズムが溢れるというストーリーとヴィンセント・エドワーズの人気が相まって、製作者や放送局の予想をはるかに上回る視聴率を記録し、日本では最高視聴率50.6%(※)を樹立した。この記録はその後に日本で放送されたどの海外TVドラマにも破られていない。



(※)ビデオリサーチ関東地区調べ



そして、当時若手のテレビ監督だったシドニー・ポラック(『追憶』)、アーサー・ヒラー(『ある愛の詩』)、スチュワート・ローゼンバーグ(『暴力脱獄』)ら、後の映画界の巨匠たちが演出し、ゲスト出演陣もジョージ・C・スコット(『パットン大戦車軍団』)、リー・マーヴィン(『モンテ・ウォルシュ』)、ロッド・スタイガー(『ワーテルロー』)、テリー・サバラス(『刑事コジャック』)、ジャック・ウォーデン(『ユーズド・カー』)、クリフ・ロバートソン(『まごころを君に』)スザンヌ・プレシェット(『恋愛専科』)、バージェス・メレデス(『テキサスの五人の仲間』)、レスリー・ニールセン(『裸の銃を持つ男』)など、若き日の名優たちが印象深い演技を残している。



社会現象を引き起こした『ベン・ケーシー』



・オープニングの黒板に書き入れられるマークとともに、『男、女、誕生、死亡、そして無限』というナレーションが印象的で、カメラが患者の目線に変わり、天井を映しながら廊下を運ばれてゆく撮影表現はこの作品で有名に。



・アメリカではこの作品の大ヒットを受け、『ドクター・キルデア(原題:DR. KILDARE)』(1961〜1966)(テレビ朝日系列)、『看護婦物語(原題:THE NURSES』)(1962)(NHK)が立て続けに放送されるなどメディカル・ドラマが大ブームに。現在でもこのテーマは一つの人気ジャンルとして確立し、その後『ER 緊急救命室(原題:ER)』(1994〜1995)や、『Dr. HOUSE―ドクター・ハウス―(原題:HOUSE M.D.)』(2004〜2005)といった大ヒットシリーズに引き継がれている。



・コメディアンのケーシー高峰氏の芸名の由来は、この『ベン・ケーシー』から来ており、また、そのケーシー高峰氏も着用していた「外科医や歯科医など外科系の医師がよく着用している短い診療衣」は、「ケーシー型白衣」(単に「ケーシー」と呼ばれることもある)と呼ばれるようになるほどさまざまな分野で影響を残した。



・『ベン・ケーシー』の放送当時の人気はすさまじく、番組のスポンサーが「ベン・ケーシー」の感想文を募集したところ、1回で12万4000通(※)も集まった。(※)出典「東京ニュース通信社 テレビドラマ全史1953〜1994」



・その後も現在に至るまで、テーマ曲は様々な番組でも再使用され、名場面は当時の数多くのバラエティでパロディ化されている。医療ドラマ『Doctor-X〜外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)に登場する名医紹介所の所長神原晶(岸部一徳)の飼い猫の「ベン・ケーシー」も、神原がこのドラマが大好きで名前をつけたという設定。







(C) 1961 Bing Crosby Productions. All Rights Reserved. / (C) 2016 CBS. CBS and related logos are trademarks of CBS Broadcasting Inc.







ベン・ケーシー DVD−BOX1



2016年10月11日発売



27,000円(税抜)




1961年/制作国:アメリカ/DVD9枚組 1〜18話収録/各話約48分/1層/モノクロ/MPEG2/音声1.日本語吹替(ドルビーデジタル モノラル)/字幕なし/4:3スタンダードサイズ(本編映像のみ)



<キャスト>

ヴィンセント・エドワーズ[ベン・ケーシー](滝田裕介)/ベティ・アッカーマン[マギー・グラハム](初井言榮)/サム・ジャッフェ[デビッド・ゾーバ](宮口精二)/ハリー・ランダーズ[テッド・ホフマン](穂積隆信)ほか ※[ ]内は役名(日本語吹替声優)



<スタッフ>

監督:シドニー・ポラック(『トッツイー』『追憶』)、アーサー・ヒラー(『ある愛の詩』)、スチュワート・ローゼンバーグ(『暴力脱獄』)ほか

製作:アンジェラス-クロスビー・プロダクション

テーマ音楽:デイヴィッド・ラクシン



<収録エピソード>

1巻:おそれ/リンダの微笑

2巻:明日に賭ける時/レモンの木の思い出

3巻:高価な水/笑いよ、よみがえれ

4巻:遠い町からのみじかい便り/美しき争い

5巻:わが友クリコー/狂気の口づけ

6巻:ある暗黒/拳銃魔

7巻:たとえ死すとも/栄光の果てに

8巻:ある夜の病棟/愛の重荷

9巻:裏町の誘惑/この手を君に



※DVD9枚が輸送用の箱に収納されております。

※この商品はオンデマンドDVD(DVD-R DL)ではなく全てプレスされたDVDとなります。

※この作品は日本放映当時の吹替音声を使用しております。また、現在の基準からして不適切な表現もございますが、オリジナルをそのまま収録いたしました。

※本編中に一部映像及び音声にお見苦しい箇所、お聞き苦しい箇所がございますが、マスターテープに起因するものであり、製品不良ではございませんので予めご了承ください。



発売・販売:復刻シネマライブラリー(カルチュア・エンタテインメント株式会社)

協力:有限会社マーメイドフィルム