毎日のお弁当でも野菜をたっぷり食べたいと思うけど、「おかずのレパートリーがなかなか増えない」「買った野菜を使い切るのが難しい」といった悩みがつきもの。



野菜のことは野菜のプロに聞くのが一番。ということで、実際に八百屋さんの1週間のお弁当を見せてもらった。そこには、「これさえ買っておけば!」な野菜と、たっぷり摂るためのヒントがいっぱい。アイデアを教えてくれたのは、持続可能な社会を目指して環境負荷の小さい農業の普及に取り組んでいる「坂ノ途中」(京都市)スタッフ・倉田優香さん。



旬が届く野菜の宅配セットが便利



9月中旬のラインナップ。野菜と一緒に、それぞれの野菜の生産者さんや食べ方をご紹介した「お野菜説明書」と、野菜がちょっと楽しくなるような情報やレシピを掲載した「坂ノ途中だより」が入っている。

9月中旬のラインナップ。野菜と一緒に、それぞれの野菜の生産者さんや食べ方をご紹介した「お野菜説明書」と、野菜がちょっと楽しくなるような情報やレシピを掲載した「坂ノ途中だより」が入っている。




今回倉田さんが1週間のお弁当で使ったのは、坂ノ途中の「旬のお野菜セット」。



「坂ノ途中の野菜セットには、“そのときいちばんおいしい野菜“や“使いやすい定番野菜”、“ちょっと珍しい野菜”などが詰め合わせてあります。私がいつも使っているのはSサイズで、7〜9種類の野菜が入っています。2、3人でちょうど1週間で使い切るぐらいの量です。自宅に届くので、買い物の手間も省けて便利ですよ」と倉田さん。



今回入っていた野菜は、べか菜(結球しない、白菜の仲間)、ツルムラサキ、ごぼう、かぼちゃ1/4カット、アスパラガス、はたけしめじ、なす、完熟赤ピーマン、バジル。晩夏に登場するかぼちゃや完熟のピーマンなど、9月らしいラインナップだ。



お弁当には、これらに加えて、常備野菜といて自宅に常に自宅にストックしているというじゃがいも、玉ねぎ、にんにくも使用。



1週間のお弁当の中身は? 野菜の保存法も教えてもらった!



月曜日「べか菜のすき焼き丼弁当」

べか菜のすき焼き、赤ピーマンとなすのおかか炒め、ごぼうとしめじのゆず胡椒煮、じゃがいも入り卵焼き、白ごはん。デザートは種なし柿。

べか菜のすき焼き、赤ピーマンとなすのおかか炒め、ごぼうとしめじのゆず胡椒煮、じゃがいも入り卵焼き、白ごはん。デザートは種なし柿。




【豚肉×べか菜×甘辛味】



メインに使った野菜は、あまり聞き慣れない「べか菜」。「べか菜は白菜の仲間です。優しい味わいで、どんな料理にも合います。少し寒くなってきたので、こっくりした豚すき風に。柔らかくみずみずしいので、サラダなどにしてもおいしいんですよ」(倉田さん)



べか菜のすき焼きは、豚肉を炒め、火が通ったら一旦フライパンから取り出す。べか菜と玉ねぎを炒め、豚肉を加える。しょうゆ、みりん、酒を絡め、水分が飛んだらできあがり。



べか菜

べか菜





野菜の保存ポイント①葉野菜



べか菜やツルムラサキなどの葉野菜を冷蔵庫に入れる時は、軽く湿らせた新聞紙でくるみ、ビニール袋に入れておくと良い。新聞紙を濡らし過ぎないこと、ビニール袋の口を少しあけておくのがポイント。




火曜日「はたけしめじと鶏肉のバジル炒め弁当」

はたけしめじと鶏肉のバジル炒め、かぼちゃサラダ、エスニック風焼きなす、赤ピーマンのピクルス、古代米のごはん。デザートはぶどう。

はたけしめじと鶏肉のバジル炒め、かぼちゃサラダ、エスニック風焼きなす、赤ピーマンのピクルス、古代米のごはん。デザートはぶどう。




【鶏肉×しめじ×バジル×塩コショウ】



この日のメインは、はたけしめじとバジルと常備野菜の玉ねぎを使った「しめじと鶏肉のバジル炒め」。鶏肉とはたけしめじを炒め、塩こしょうで味をととのえ、火が通ったらバジルを加えてさっと炒めたらできあがり。



「ハタケシメジの独特のシャキシャキ食感と、バジルのフレッシュな香りを楽しめるよう、さっと炒めただけのおかずです。メインのおかずに合わせて、ほかのおかずもエスニック風にしました」(倉田さん)





はたけしめじ

はたけしめじ





バジル

バジル







野菜の保存ポイント②キノコ類とカットした葉野菜



はたけしめじなどのキノコ類は、水分が苦手。保存する時は、ラップでくるんで冷蔵庫へ入れる。パックのまま保存する場合は、パックにフォークなどで穴をあけて水分がこもらないようにすると良いそうだ。



バジルやミント、ベビーリーフなど、葉だけにカットされている野菜は、軽く湿らせたキッチンペーパーを底に敷いた容器に入れ、密閉して冷蔵庫へ入れる。このひと手間で長持ちする。




水曜日「赤ピーマンとかぼちゃ、鱈の甘酢炒め弁当」

かぼちゃと赤ピーマン・鱈の甘酢炒め、ツルムラサキのごま和え、ごぼうとこんにゃくの塩きんぴら、海苔入り卵焼き。白ごはんと梅干し。デザートは梨。

赤ピーマンとかぼちゃ・鱈の甘酢炒め、ツルムラサキのごま和え、ごぼうとこんにゃくの塩きんぴら、海苔入り卵焼き。白ごはんと梅干し。デザートは梨。




【鱈×赤ピーマン×かぼちゃ×甘酢】



赤ピーマンの鮮やかな色味が食欲をそそる「かぼちゃと赤ピーマン・鱈の甘酢炒め」は、揚げ焼きにしたかぼちゃと鱈を、炒めた赤ピーマンを合わせて、酢・砂糖・醤油で味付けしてできあがり。



「ほくほくのかぼちゃ、ジューシーな赤ピーマン、ぶりぶりした鱈の食感が楽しい、秋らしいおかずです。こういうこってり目のおかずがメインの時は、ほかのおかずをさっぱり目の味付けにするようにしています」(倉田さん)



赤ピーマン

赤ピーマン





野菜の保存ポイント③果菜類



なすや赤ピーマンなどの果菜類は冷やし過ぎるとNG。水分や乾燥も苦手なので、新聞紙にくるんでからビニール袋に入れたり、ラップでくるんでから野菜室に入れると、持ちがよくなる。




木曜日「肉かぼちゃ丼弁当」

カレー風味の肉かぼちゃ、なすとツルムラサキのチャンプルー、バジルポテサラ、アスパラガスとおあげの煮びたし、白ごはん。デザートはプルーン。

カレー風味の肉かぼちゃ、なすとツルムラサキのチャンプルー、バジルポテサラ、アスパラガスとおあげの煮びたし、白ごはん。デザートはプルーン。




【ひき肉×かぼちゃ×カレー味】



「今日のメインは、昨年の秋に、料理研究家の冨田ただすけさんに教えてもらった『肉かぼちゃ』レシピを丼風にアレンジしました。カレー味とかぼちゃの甘みがとても相性が良く、ごはんが進む食べごたえ抜群のおかずです」(倉田さん)



かぼちゃ

かぼちゃ





野菜の保存ポイント④かぼちゃ



かぼちゃは、種とわたの部分から痛みはじめる。それらを取り除いてからラップでぴっちりと包み、冷蔵庫の野菜室へ。1週間ぐらいを目安に食べきるとよい。




金曜日「ごぼうとじゃがいものバター醤油煮弁当」

ごぼうとじゃがいものバター醤油煮、なすとアスパラ、ベーコンのはさみ蒸し、べか菜としめじの浅漬け、卵焼き、白ごはんと梅干し。デザートはりんご。

ごぼうとじゃがいものバター醤油煮、なすとアスパラ、ベーコンのはさみ蒸し、べか菜としめじの浅漬け、卵焼き、白ごはんと梅干し。デザートはりんご。




【じゃがいも×ごぼう×バター醤油】



お弁当の蓋を開けた時にバターの香りがほのかに香る「ごぼうとじゃがいものバター醤油煮」。ごぼうとじゃがいもを炒め、だし汁・醤油・砂糖・みりんで煮る。煮汁がなくなってきたら、バターを溶かし入れてできあがり。



「煮物にバターでコクをつけると食べごたえがアップします。ごぼうの風味とも意外なほど合いますよね。白ごはんはもちろん、お酒のおつまみにもおすすめです」(倉田さん)



ごぼう

ごぼう





野菜の保存ポイント⑤ごぼう



ごぼうは、泥付きの場合はそのまま新聞紙でくるみ、風通しの良い、涼しい場所で保存する。洗ってある場合は冷蔵庫に入れると長持ちする。



見ているだけでお腹が空いてくるおいしそうなお弁当。どのおかずも野菜がたっぷり使われていて、手の込んだ料理かと思いきや、切って焼くだけ、煮るだけといったシンプルな調理法ばかり。野菜の持ちをよくする保存する時の“ひと手間“を知っておくと、お弁当で少しずつ使っていっても大丈夫。一度にたくさん届く宅配の野菜も、無理なく使い切ることができそうだ。



まずは野菜のおかずを一品増やすところから、チャレンジしてみたい。



旬の野菜が自宅に届く、「坂ノ途中」のお試しセットはこちら



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野菜提案企業 坂ノ途中。「100年先も続く、農業を。」をコンセプトに、環境負荷の小さい、持続可能な農業の普及に取り組んでいます。農薬や化学肥料に頼らず土の力を大切にじっくり丁寧に育てられた「ハンドメイドな野菜」を、提携農家さんからぐるっと集め、全国へお届けしています。



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