アート、デザイン関連のイベントが目白押しの秋。代官山 蔦屋書店で毎秋行われているイベント・Daikanyama Design Departmentが今年も2016年10月28日(金)〜11月18日(金)に開催される。本イベントについて、代官山 蔦屋書店の建築コンシェルジュ三條陽平氏に話を聞いた。



Daikanyama Design Departmentとは?



Daikanyama Design Departmentは今年4回目を迎える。



「毎年秋に行われているDaikanyama Design Departmentは、クリエイティブの祭典『TOKYO DESIGN WEEK』期間中にデザインに関するイベントを何かやりたいということから始まったイベントです。コンセプトは、『世界最新のデザインが“見て・触って・買える”』。デザイン系のイベントは展示会の意味合いが強いと思うのですが、このイベントの特徴は出品されている商品の多くが購入できるということ。



今秋発売されるものやこの展示のために制作されたものを展示し、より裾野を広げてお客様が手軽に楽しめるデザインイベントとしてありたいと思っています」



2016年のテーマは「代官山の家」



今年は「代官山の家」をテーマに展示が行われる。



「代官山 蔦屋書店は2011年にオープンして、今年で5周年というひとつの節目を迎えます。もともと代官山 蔦屋書店は、お客様にゆっくりくつろいでいただける場所でありたい、家のような居心地のいい空間でありたいという意味を込めて『お客様の書斎のような書店でありたい』という考えのもとにオープンしました。



5年経った今、改めてそのテーマを見つめ直すという原点回帰の意味を込めて、家というテーマにしました。各フロアのコンシェルジュが考える居心地のいい家のエキシビジョンを代官山 蔦屋書店全館で開催します」



三條氏に、Daikanyama Design Department 2016の中から注目の展示をいくつか紹介してもらった。



Daikanyama Design Department注目の展示7選



2号館1F建築デザインフロア/色を貼る家

「DDD(Daikanyama Design Department)」今年も開催。テーマは「代官山の家」



「昨年、代官山 蔦屋書店でLIFE STRIPEシリーズの展示を行ったデザインユニット・SPREADの新作『HARU stuck-on design』をフィーチャーした展示です。SPREADとニトムズのコラボレーションによって生まれた壁、床、ガラスに貼れて綺麗に剥がすこともできる『HARU stuck-on design』を使い、代官山 蔦屋書店の壁面や建築デザインフロアを空間ディスプレイします。この商品はカラーバリエーションも豊富で、幅も数種類あるので、家庭でも取り入れやすいですね」



2号館1F建築デザインフロア/空気の家

  



「『色を貼る家』と同じフロアで、『空気の家』という展示も行います。建築家のトラフ建築設計事務所さんの代表作・空気の器というかたちを自由に変えられる繊細な紙の器を応用し、空気の器を集合させて家に見立てたような空間ディスプレイを行います」



1号館2Fキッズフロア/テーラーの家

  



「キッズフロアでは、アートディレクターの森本千絵さんによる『テーラーの家』を展示します。森本さんの実家は青森県三沢市で、おじいさんがテーラーだったみたいなんですね。そのおじいさんの家にで見て触れていたものが彼女自身にかなり影響を及ぼしたということで、そこで読んでいた絵本などを集めて、テーラーの家を再現します」



1号館1F人文フロア/緑の書斎のある家



  





「人文フロアではプラントハンターの西畠清順さんによる『緑の書斎のある家』を展示します。世界中から珍しい植物を探し出す西畠さんに植物収集家の家をイメージしていただき、その人が暮らす家に置く植物や本を選んでもらいます。人文フロアの本棚に囲まれている小部屋を書斎に見立てて、緑で埋め尽くされた空間になる予定です」



2号館1F書店内ギャラリー/言葉とファッションの家

「書店内のギャラリーでは、雑誌『GINZA』(マガジンハウス 刊)とのコラボレーションで『ファッションを読む家』という展示を行います。『GINZA』2016年11月号が読むファッションという特集なのですが、その特集と連動した、ファッションが大好きな女の子が暮らす家を再現するという企画で、GINZAの特集号のコンテンツ内容が実際にギャラリーで展示されるようなイメージです」



3号館1Fスターバックス/スターバックスのある風景

「今回はスターバックスコーヒーも参加します。今年でスターバックスが20周年を迎えるにあたり銀座一号店でスタ―バックスのある風景という写真の展示を行いました。今回は代官山のスターバックスエリアで、コーヒーと家というテーマで写真を展示します」



2号館1F建築デザインフロア/ロボットのある家

「近い将来、もっとロボットが人々の暮らしの中に入ってくるだろうと言われています。そこで、代官山 蔦屋書店にも人型のロボットが家の中にいるような風景を作ろうと思っています。ロボットを介することでより関係性が深まるような展示にしたいと思っています」


今回紹介した以外も含めて、代官山 蔦屋書店全体で15個程度の展示が行われるというDaikanyama Design Department。会場内のサインはCHALKBOYが担当するなど盛りだくさんの展示になりそうだ。



(インタビュー・文:岡崎咲子)



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イベント詳細









【代官山 蔦屋書店】

建築・デザインコンシェルジュ 三條陽平 氏



TSUTAYA TOKYO ROPPONGIで建築・デザインの担当をした後、2012年から代官山 蔦屋書店のコンシェルジュに。月に一度、建築物を見るために地方へ出かけることをライフワークとしている。今後は海外、特にニューヨークやスイスの建築を見に行くことが目標。



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