感動の嵐を呼んだ川口俊和の『コーヒーが冷めないうちに』に、待望の続編が登場。「ここには、過去に戻れる席がある」──客人を過去に導く儀式のコーヒーを淹れる時田数とマスターの流、そして、いわくの席に座る幽霊。あの喫茶店「フニクリフニクラ」で、再び物語が動き出す!



物語は前作から6年後。口には出せない願いを抱えた4人の男たちが、それぞれにフニクリフニクラを訪れる。例の席に座り、面倒くさいルールにもめげず過去に戻った男たち。愛する人を想う気持ちが生みだした、不器用でやさしい4つの嘘とは?



前作では、感動のあまり泣きすぎて途中で読めなくなった人が続出。今作も心温まる奇跡に思わず涙がこぼれること必至だ。特に大切な人を失ったことがある人には心に響くだろう。必ずハンカチを用意してからページを開くことをオススメする。



(文:松本理惠子)