リーガエスパニョーラ第5節、バルセロナvsアトレティコ・マドリーのビッグマッチが、日本時間21日29時からカンプ・ノウで開催される。首位のレアル・マドリーと共にリーガの覇権を争う2強による今季最初のビッグマッチだ。

エースのFWメッシのハットトリックなどで6発大勝スタートを切った2連覇中の王者は、続くビルバオ戦も粘り強く勝ち切った。しかし、第3節では昇格組のアラベスを相手に、難攻不落の要塞カンプ・ノウでまさかの敗戦を喫し、早くも今季初黒星を喫した。それでも、簡単に崩れない絶対的な勝者は、チャンピオンズリーグ(CL)のセルティック戦、直近のレガネス戦で“MSN”が2試合連続揃い踏みの活躍をみせ、バウンスバックに成功。アトレティコとの今季最初のビッグマッチに向けて、調子を取り戻している。

一方、昇格組相手にまさかの2試合連続ドロースタートとなった昨季3位のアトレティコだが、第3節のセルタ戦をエースのFWグリーズマンの2ゴールの活躍などで大勝し、今季初白星を手にした。続くCLでは昨季のラウンド16で苦しめられたPSV、直近のリーガでは昨季苦しめられたスポルティング・ヒホン相手に連勝を飾った。とりわけ、ヒホン戦ではグリーズマンのリーグ2試合連続2ゴールの活躍で今季最多の5ゴールを記録し、開幕からの課題だった得点力不足をきっちり払拭してきた。

なお、昨季の両者による通算4度の対戦は、リーグ戦でダブルを達成したバルセロナが、3勝1敗と勝ち越している。だが、CL準々決勝では2戦合計3-2でアトレティコがベスト4進出を果たしている。

◆バルセロナ◆
【4-3-3】
(C)CWS Brains,LTD.
バルセロナ予想スタメン
GK:テア・シュテーゲン
DF:セルジ・ロベルト、ピケ、マスチェラーノ、ジョルディ・アルバ
MF:ラキティッチ、ブスケッツ、イニエスタ
FW:メッシ、ルイス・スアレス、ネイマール
負傷者:DFユムティティ(左ヒザ)

出場停止者はいない。だが、前日練習で左ヒザを痛めたDFユムティティの欠場が決定した。そのため、前述した11人がカンプ・ノウのピッチに立つ見込みだ。ただ、直近のレガネス戦では、今季初めて[3-4-3]の布陣で戦っており、このビッグマッチでサプライズ的に採用する可能性もある。その場合、MFブスケッツが最終ラインに入り、中盤から前のポジションはレガネス戦と同様のメンバーが起用されることになるはずだ。

◆アトレティコ・マドリー◆
【4-4-2】
(C)CWS Brains,LTD.
アトレティコ・マドリー予想スタメン
GK:オブラク
DF:フアンフラン、サビッチ、ゴディン、フィリペ・ルイス
MF:ガイタン、サウール、ガビ、コケ
FW:グリーズマン、ガメイロ
負傷者:GKモジャ、DFヴルサリコ、MFチアゴ(ハムストリング)、FWチェルチ(ヒザ)

こちらも主力に出場停止者、負傷者共にいない。先発メンバーに関しては、GKのオブラクと最終ラインは当確と見られるが、中盤から前ではFWグリーズマン、MFサウール、MFコケ、MFガビを除いて、幾つかの選択肢が考えられる。また、システムに関しては通常の[4-4-2]の採用が濃厚だが、より守備的な[4-1-4-1]の可能性もある。その場合、攻守両面でスプリントできるMFカラスコが左ウイング、MFアウグスト・フェルナンデスが中盤セントラルに入る見込みだ。

★注目選手
◆バルセロナ:DFジェラール・ピケ
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バルセロナの注目プレーヤーは、最終ラインを統率するピケだ。アトレティコ戦では、とかく相手の堅守に対峙する攻撃陣に注目が集まるが、FWグリーズマンを筆頭に世界屈指のタレントが揃うカウンターへの対策が重要となる。本来であれば、驚異的な危機察知能力を持つ相棒のDFマスチェラーノにその役割を託したいところだが、今季のマスチェラーノは開幕から不振を極めている。そのため、この試合では最終ラインをオーガナイズするピケの働きが勝利のカギを握る。同様に相手がビルドアップの場面でMFブスケッツを徹底マークしてくるだけに、攻撃面での貢献も求められるところだ。

◆アトレティコ・マドリー:FWアントワーヌ・グリーズマン
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一方、アトレティコのキープレーヤーはエースのグリーズマンだ。ユーロ2016で決勝まで戦った影響で合流が遅れたグリーズマンだったが、直近のセルタ戦とヒホン戦で2試合連続2ゴールを記録するなど、調子を上げている。敵地でのバルセロナ戦では守勢が濃厚だけに、少ないチャンスをいかに決め切れるかが重要となる。また、卓越した攻撃センスを武器に、相棒のFWガメイロやFWトーレスへのチャンスメークの部分でも貢献が求められる。