EFLカップ3回戦のレスター・シティvsチェルシーが20日にキングパワー・スタジアムで行われ、延長戦までもつれこんだ120分の激闘を制したチェルシーが4-2で逆転勝利した。なお、レスターのFW岡崎慎司は75分までプレーし、今季初ゴールを含む2ゴールを記録した。

今シーズン初の公式戦連勝と復調気配漂うレスターは、今季のEFLカップ初戦でいきなり強豪チェルシーと激突。ラニエリ監督はコンテ監督とのイタリア人指揮官対決に向けて、直近のバーンリー戦からGKツィーラー、モーガン、シンプソン、ドリンクウォーターを除く7人を変更。3試合ぶりの先発となった岡崎がグレイと2トップを組んだ。

一方、前節リバプール相手に新体制初黒星を喫したチェルシーは、公式戦3試合ぶりの白星を目指して昨季リーグ王者とのアウェイゲームに臨んだ。コンテ監督はレスターと同様に直近のリーグ戦から7人を変更。新戦力のマルコス・アロンソがデビューを飾ったほか、セスクやペドロ、ロフタス=チークが中盤に入り、バチュアイが1トップで起用された。なお、キングパワー・スタジアム初凱旋のカンテはベンチスタートとなった。

立ち上がりから押し気味に試合を運ぶチェルシーは、ダビド・ルイスのロングフィードに抜け出したペドロがゴールネットを揺らすが、ここはわずかにオフサイドラインを越えており、ゴールが認められず。

一方、守勢に回りながらも右サイドのムサの個人技、岡崎とグレイの2トップの関係性から反撃を試みるレスターは、17分に岡崎のゴールで均衡を破る。バイタルエリアでパスを受けて右サイドのムサに展開した岡崎は、そのままゴール前に走り込む。そして、ムサのクロスをゴール前のDFアスピリクエタがクリアし損ねてニアにボールがこぼれると、GKとD・ルイスを出し抜いてヘディングで押し込んだ。

ポジション争いで苦戦を強いられる中、先発起用に今季初ゴールで応えた岡崎は、その後も良いリズムでボールに絡みチャンスを創出していく。すると34分、アンディ・キングの浮き球パスに反応した岡崎はボックス右で胸トラップから右足のシュートを流し込み、この試合2点目を奪った。

一方、岡崎の2ゴールで劣勢が続くチェルシーは、セスクやペドロを起点に幾度かチャンスを作るが、バチュアイやロフタス=チークがチャンスを決め切れない。それでも、前半終了間際の右CKからセスクのファーを狙ったクロスをケイヒルが泥臭く頭で押し込み、前半のうちに1点を返した。

前半終了間際の1点で勢いを持って後半に入ったチェルシーは、49分にボックス手前右でクリアボールに反応したアスピリクエタが見事なダイレクトボレーシュートをゴール右上隅に突き刺し、後半立ち上がりに追いついた。

その後は一進一退の攻防が続く中、両チームのベンチが動く。レスターのラニエリ監督は、75分過ぎに2ゴールを決めた岡崎とムサを下げて、ウジョアとヴァーディを投入。対するチェルシーはロフタス=チークを下げて、目下プレミア得点王のジエゴ・コスタを投入した。

この交代で互いに攻撃が活性化されるも最後の部分で決め切れず、時間だけが進んでいく。だが、2-2で迎えた後半終了間際にレスターにアクシデントが発生。88分、DFワシレフスキが故意に振り上げた腕がジエゴ・コスタの顔面を捉えると、主審は迷わずワシレフスキにレッドカードを掲示。それでも、1人少なくなったレスターは残り時間を無失点で凌ぎ、決着は延長戦へと持ち越された。

相手の退場直後に切り札のアザールを投入したチェルシーは、延長前半立ち上がりの2分にボックス中央でジエゴ・コスタから横パスを受けたアザールがヒールで絶妙な落としを見せる。これをセスクがゴール左隅へ見事なダイレクトシュートを突き刺し、チェルシーが逆転に成功。さらに2分後にもアザールの仕掛けからボックス中央でクリアボールに反応したセスクが、豪快な右足のシュートを突き刺し、勝負あり。

セスクの2ゴールなどでレスターとの120分間の激闘を逆転で制したチェルシーが、公式戦3試合ぶりの勝利で4回戦進出を決めた。一方、岡崎の2ゴールで良い滑り出しを見せながら逆転負けのレスターは、公式戦の連勝がストップした。