リーガエスパニョーラ第5節、セビージャとベティスによる今シーズン最初の“セビージャ・ダービー”が20日にサンチェス・ピスファンで行われ、ホームのセビージャが1-0で勝利した。なお、セビージャの日本代表MF清武弘嗣は、ベンチ入りも出場機会はなかった。

開幕からリーグ戦無敗を継続する5位のセビージャだが、直近のエイバル戦では9人相手に1-1のドローと苦手のアウェイでまたも白星を逃した。その一戦から巻き返しを図るチームは、宿敵との今季最初のダービーに臨んだ。コンディションを重視するサンパオリ監督は、清武やガンソ、コレアなどエイバル戦に先発した選手に代えて、エンゾンジやナスリ、フランコ・バスケスらフレッシュな選手をスタメンで起用した。

立ち上がりからカードが飛び交う熱狂のダービーは、ホームのセビージャが押し気味に試合を運んでいく。だが、ビエットやバスケスのシュートは、ことごとく枠を捉え切れず。一方のベティスも球際の強さを生かしたカウンターからチャンスを窺うが、エースのルベン・カストロになかなか良いボールを供給できなかった。

ゴールレスで迎えた後半、セビージャがワンチャンスをゴールに結びつける。51分、相手陣内中央で得たFKの場面でキッカーのナスリがゴール前のスペースにいやらしいボールを入れると、これに飛び込んだメルカドがわずかに触ってゴールネットに流し込んだ。

セットプレーから先制を許したベティスだが、すぐさま反撃。53分、ホアキンの浮き球のスルーパスに抜け出したルベン・カストロが左サイドでグラウンダーの折り返しを送る。これをアレグリアがスライディングで流し込むが、やや微妙なオフサイドの判定でゴールは認められず。熱狂的なベティコから大きなブーイングが飛んだ。

その後、試合終盤にかけてより激しさを増す中、1点リードのセビージャはサラビア、クラネビッテル、ルナを次々と投入。ダービーデビューが期待された清武は、残念ながら出場機会はなかった。それでも、終盤のベティスの猛攻をチーム一丸となって跳ね返したセビージャが、メルカドの移籍後初ゴールで今季最初のセビージャ・ダービーを制した。