リーガエスパニョーラ第5節、バルセロナとアトレティコ・マドリーによる今シーズン最初のビッグマッチが21日にカンプ・ノウで行われ、1-1のドローに終わった。

チャンピオンズリーグ(CL)のセルティック戦、直近のレガネス戦で“MSN”が2試合連続揃い踏みの活躍をみせ、好調を継続するバルセロナ。そのレガネス戦から中3日でアトレティコとのビッグマッチに臨んだルイス・エンリケ率いるチームは、負傷のユムティティを除く現状のベストメンバーを起用し、前節の[3-4-3]から本来の[4-3-3]にシステムを戻した。

一方、グリーズマンの2試合連続2ゴールの活躍でリーグ2連勝と復調傾向にあるアトレティコは、昨季の4度の対戦で1勝3分けと負け越しているバルセロナとの厳しいアウェイゲームに臨んだ。シメオネ監督は、直近のスポルティング・ヒホン戦から先発2人を変更。ガビとフアンフランが先発に復帰し、ガメイロとグリーズマンを2トップに置いた[4-4-2]の布陣で臨んだ。

ボールを保持するバルセロナに対して、アトレティコが堅固なブロックを敷いて迎え撃つ、戦前の予想通りの入りとなったこの試合。互いに慎重なプレーが続く中、14分にバイタルエリアで仕掛けたメッシがミドルシュートでGKオブラクを脅かす。すると、直後の16分にはボックス手前左角からカラスコが狙い澄ましたミドルシュートを狙うが、ここはGKテア・シュテーゲンに阻まれた。

ほとんど前から圧力をかけないなど、やや消極的なアトレティコに対して、ホームチームが徐々にボックス付近でのプレーを増やしていく。20分にはボックス左でパスを受けたイニエスタ、36分にはバイタルエリアで仕掛けたネイマールが際どいシュートを放つが、いずれも先制点には繫がらない。

一方、全体の重心が低くなかなか攻撃に厚みを加えられないアトレティコだったが、37分にはロングカウンターからガメイロが相手陣内を独走する場面を作る。しかし、ここは必死の戻りを見せたイニエスタの好守に防がれる。

バルセロナペースながら拮抗した状況が続いたまま、試合は前半終盤を迎える。この流れの中でホームチームは、相手のお株を奪うセットプレーから先制に成功する。41分、左CKの場面でショートコーナーからイニエスタがゴール前に絶妙なクロスを入れると、ゴール前でフリーのラキティッチが頭でゴール左隅に流し込んだ。

バルセロナの1点リードで迎えた後半、スコアが動いたことで前半とは打って変わってオープンな立ち上がりとなる。開始直後にグリーズマンが強烈なミドルシュートを放つと、バルセロナもセルジ・ロベルトの効果的な攻撃参加からメッシに決定機が生まれた。

コンディションに不安を抱えるブスケッツを51分に下げてアンドレ・ゴメスを投入したバルセロナは、さらに59分にアクシデントで交代枠を使うことになる。右足の内転筋を痛めたメッシがプレー続行不可能となり、アルダが緊急投入される。

一方、アトレティコはメッシがピッチを退いたタイミングでガメイロとサウールを下げて、コレアとトーレスの2枚替えを敢行。そして、エースの負傷交代で動揺の見えるホームチームから同点ゴールを奪う。61分、相手陣内左サイドでのクイックリスタートから、トーレスが裏へ流す。すると、ピケのクリアミスとマスチェラーノのスリップでGKと一対一となったコレアが、冷静に流し込んだ。

一瞬の気の緩みから追いつかれたバルセロナはすぐさま反撃を開始。65分にはボックス右角からネイマールが右足のミドルシュートを放つが、これはGKオブラクの守備範囲。さらに83分には相手陣内左サイドで得たネイマールのFKをゴール前のピケが頭で合わすが、これは当たりが薄く枠の右に外れた。

カラスコを下げてトーマスを投入するなど、引き分けで良しとするアトレティコに対して最後までゴールを目指すバルセロナだったが、最後まで勝ち越しゴールを奪うことはできず。3強による今季最初のビッグマッチは、1-1のドローに終わった。敵地で最低限の勝ち点1を持ち帰ったアトレティコにとっては上々の結果となったが、メッシが負傷交代を強いられたバルセロナにとっては、痛いドローとなった。