プレミアリーグ第6節、アーセナルvsチェルシーの“ビッグロンドン・ダービー”が24日にエミレーツ・スタジアムで行われ、アーセナルが3-0で完勝した。

勝ち点10で4位のアーセナルは、前節のハル・シティ戦を4-1で快勝。さらに、火曜日のEFLカップでもノッティンガム・フォレストを4-0で一蹴した。開幕節でリバプールに敗れて以降は4勝2分けの成績で、チームのムードは良い。来週ミッドウィークにチャンピオンズリーグ(CL)を控えるアーセナルだが、格下とのバーゼルが相手ということもあり、サンチェスやコシエルニー、カソルラ、エジルなど現状のベストメンバーで臨んだ。

一方、前節のリバプール戦を落とした5位のチェルシーだが、火曜日のレスター・シティ戦を延長戦の末に4-2で勝利。コンテ監督はこのダービーに向けて、レスター戦から先発6人を変更。イバノビッチやセスク、ジエゴ・コスタ、カンテらが復帰した一方、レスター戦で2ゴールのセスクが抜擢された。

立ち上がりからややアーセナルペースで試合が進んでいく中、開始4分にカソルラがミドルシュートを狙うが、これはGKクルトワに阻まれる。それでも、攻守の切り替えで上回り始めたホームチームが、相手のミスから早々にゴールを奪う。

11分、味方からバックパスを呼び込んだケイヒルが相手の寄せに焦ったのか、キックをしくじる。これを奪ったサンチェスがそのままボックス内に持ち込んでGKとの一対一を制した。この先制点で勢い付くアーセナルは、14分にもボックス手前でエジルとのパス交換からイウォビが右サイドに走り込むベジェリンにスルーパス。ベジェリンのワンタッチの折り返しを、ゴール前でフリーのウォルコットが難なく流し込んだ。

ケイヒルの痛恨のミスに続き守備陣の緩い対応から連続失点したチェルシーは、すぐさま反撃を開始。20分過ぎから自分たちの時間を増やし始めると、21分にはアザール、ジエゴ・コスタの連係から、最後はボックス右のウィリアンがシュートもわずかに枠の左に外れた。

余裕の試合運びが続く中、30分過ぎにアーセナルにアクシデント。足を痛めたコクランが自ら交代を要求し、公式戦2連発中のジャカが投入された。このアクシデントにも動揺を見せず、主導権を握り続けるホームチームは40分、自陣深くからロングカウンターを発動。カンテとうまく入れ替わったエジルが相手陣内を独走し、サンチェスと相手センターバックの間での2対2の関係から、ボックス右でサンチェスの上げたクロスをエジルが左足ダイレクトボレーで流し込んだ。

攻守ともに低調な内容で前半を終えたチェルシーだが、ハーフタイムで大きな変更を行うことなく後半45分間の戦いに臨んだ。対するアーセナルは前半同様に集中力を保って試合を進めていく。

後半も攻め手を見いだせないチェルシーのコンテ監督は55分にセスクを下げて、これがチェルシーでのプレミアデビューのマルコス・アロンソを投入。この交代で最終ラインをイバノビッチ、ケイヒル、D・ルイスの3人で構成し、左右のウイングバックにアスピリクエタとマルコス・アロンソが入る[3-4-3]の布陣に変更した。

この交代で試合に動きが出てきたものの、相変わらずチャンスの数ではアーセナルが勝る。アジリティに難のある3バックとウイングバックの間のスペースを起点にウォルコットらに決定機が生まれるが、GKクルトワの好守に阻まれる。

一方、71分にアザールとウィリアンの両翼を下げてペドロとバチュアイを投入して勝負に出たチェルシーは、73分にペドロが裏に抜け出すも、ここはDFベジェリンの驚異的なカバーリングに阻まれる。さらに84分には絶好のゴールチャンス。D・ルイスのロングスルーパスに抜け出したバチュアイがボックス内でGKとの一対一を迎えるが、ここはGKチェフのビッグセーブに阻まれた。

試合終盤にかけてギブス、ジルーを投入し、完全に逃げ切り態勢に入ったアーセナルは、最後まで盤石の試合運びで3-0の完勝。今季最初のビッグロンドン・ダービーを制したアーセナルが、リーグ戦4連勝を飾った。一方、良いところなく敗れたチェルシーは、今季初の連敗となった。