セリエA第6節のトリノvsローマが25日にスタディオ・オリンピコ・グランデ・トリノで行われ、ホームのトリノが3-1で勝利した。

前節、今季初先発のトッティや2ゴールを挙げたゼコの活躍で昇格組クロトーネを一蹴した4位のローマは、連勝を目指して3戦勝利のない10位トリノとのアウェイゲームに臨んだ。ローマはクロトーネ戦からトッティ、レアンドロ・パレデスをベンチに下げて、デ・ロッシ、ナインゴランを先発で起用。1トップのゼコの下にナインゴラン、サラー、ペロッティが並ぶ[4-2-3-1]を採用した。

現地時間ランチタイムキックオフで開催された一戦は、立ち上がりから慌ただしい入りとなる。開始直後に裏に抜け出したゼコにいきなり決定機が訪れる。さらに直後にはナインゴランが強烈なミドルシュートを放つが、いずれもGKハートの牙城を破れない。

一方、立ち上がりのピンチを凌いだトリノは、8分に先制点を奪う。波状攻撃からボックス左でオビが上げたクロスを、ファーサイドのベロッティが頭で合わせると、これがGKシュチェスニーの手を弾いてゴールに吸い込まれた。

絶好調のベロッティに最初の決定機をモノにされたローマは、すぐさま反撃を開始。70パーセントを超えるボール支配率に加え、サラーのスピードとゼコの高さを生かした攻撃で相手を押し込む。だが、ゼコやブルーノ・ペレスのシュートがGKハートの好守に阻まれるなど、なかなか同点に追いつくことができない。

逆に、相手のカウンターから幾度かピンチを招くが、13分にファルケ、40分にはベロッティにゴールチャンスも、ここはGKシュチェスニーのビッグセーブに阻まれる。それでも、先制点を演出したオビの負傷交代というアクシデントにこそ見舞われたものの、粘り強い戦いで前半を1点リードで終えた。

迎えた後半、1点を追うローマは前半にカードをもらっていたデ・ロッシを下げて、切り札のトッティをハーフタイム明けに投入。開始3分には左サイドでペロッティが上げたクロスを、ゴール前のゼコがドンピシャのタイミングでヘディングシュートも、ここはGKハートに弾きだされる。すると52分、古巣対戦のブルーノ・ペレスがボックス内でベロッティを倒してしまい、痛恨のPK献上。これをこちらも古巣対戦のファルケに決められ、ビハインドを広げられてしまう。

負けられないローマはすぐさま反撃を開始すると、失点直後の54分に1点を返す。ボックス左で仕掛けたペロッティがデ・シルベストリに倒されてPKを獲得。これを2日後の27日に40歳の誕生日を迎えるトッティが豪快に決めた。なお、このゴールはトッティにとって、セリエA通算250ゴール目となった。

バンディエラの一撃でここから一気にローマペースと思われたが、先にスコアを動かしたのはトリノ。65分、バイタルエリアで中に持ち込んだファルケが左足を振りぬくと、DFマノラスにディフレクトしたボールがゴール左隅に吸い込まれた。

痛恨の3失点目を喫したローマは、よりリスクを冒して攻撃に出る。だが、焦りの影響か、フィニッシュの場面でゼコやサラーが冷静さを保てず、ゴールが遠い。逆に、不用意なボールロストから再三のカウンターチャンスを許すが、前半から孤軍奮闘のGKシュチェスニーが何とか試合への興味を繋いだ。その後も必死にゴールを目指すローマだが、最後までゴールをこじ開けることはできず。トリノ相手のアウェイ戦で26年ぶりの敗戦を喫したローマは、早くも今季2敗目を喫した。