27日(火)と28日(水)にチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第2節が開催される。ここでは27日に開催されるグループE〜グループHのマッチプレビューを紹介していく。

★CLグループステージ第2節
9/27(火)

◆グループE
《27:45》
CSKAモスクワ vs トッテナム
モナコ vs レバークーゼン

◆グループF
《27:45》
ドルトムント vs レアル・マドリー
スポルティング・リスボン vs レギア・ワルシャワ

◆グループG
《27:45》
レスター・シティ vs ポルト
コペンハーゲン vs クラブ・ブルージュ

◆グループH
《27:45》
ディナモ・ザグレブ vs ユベントス
セビージャ vs リヨン


◆グループE:ソン・フンミン爆発なるか、モナコとレバークーゼン激突!
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混戦必至のグループE初戦では、大本命のトッテナムが聖地ウェンブリーで行われた初戦でモナコに1-2の敗戦を喫する波乱の幕開けとなった。また、同じく突破の本命であるレバークーゼンもCSKAモスクワに2点差を追いつかれ、2-2のドロー発進となった。

グループステージ初勝利を目指してモスクワに乗り込むトッテナムは、エースのFWケインを始め、DFローズ、MFデンベレ、MFエリック・ダイアーの主力4選手が負傷で欠場となる緊急事態。加えて、直近の試合で脳震とうを起こしたMFムサ・シッソコの起用不可と苦しい台所事情だ。加えて、週末のプレミアリーグでは首位マンチェスター・シティとの首位決戦も控えており、ポチェッティーノ監督の用兵が重要となる。その中で注目を集めるのが、ここまでのリーグ戦でチーム最多の4ゴールを記録し、リーグ3試合連続でマン・オブ・ザ・マッチに輝くなど、絶好調のFWソン・フンミン。これまでの積極性に加え、状況判断の面で大幅な改善が見られており、アジリティに難のあるCSKAモスクワ守備陣にとって最も脅威となるはずだ。

また、トッテナムとの開幕戦で完成度の高さを披露し、一躍本命に浮上したモナコは、初戦を引き分けたレバークーゼンとのホームゲームに臨む。前々節のニース戦では今季ワーストの内容で大敗を喫したものの、直近のアンジェ戦では主力数名を温存しながらきっちり勝ち切り、盤石の状態でレバークーゼンを迎え撃つ。一方のレバークーゼンは、ここまでのリーグ戦でFWエルナンデス、FWポヒャンパロがハットトリックを達成するなど、相変わらずの爆発力を誇るが、CSKAモスクワ戦での逃げ切り失敗など、守備とゲームコントロールに難があり、試合巧者のモナコ相手にやや不安を残す。

◆グループF:ドルトvsマドリーの本命対決!
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前回王者レアル・マドリーとドルトムントの一騎打ちと目されるグループFの開幕節では、その両雄が順当に白星発進となった。だが、ドルトムントがレギア・ワルシャワに6発大勝を飾った一方、マドリーはスポルティング・リスボン相手に、試合終了間際の2ゴールで逆転と薄氷の勝利だった。

翌日に行われるアトレティコ・マドリーvsバイエルンと並んで今節の最注目カードとなるドルトムントとマドリーの一戦は、スペクタクルな試合展開が期待される。地力ではマドリーが勝るものの、開幕からの戦いぶりではドルトムントに分がある。とりわけ、チーム唯一の守備的MFであるカゼミロを負傷で欠くマドリーは、開幕からの公式戦7試合で25ゴールを記録するドルトムントの攻撃への対応策が重要となる。この試合に向けて守護神ケイロル・ナバスの復帰は朗報だが、カゼミロを欠いたここ2試合のリーグ戦では守備の不安を拭えておらず、DFペペの中盤起用など何らかの策を施したいところだ。

ドルトムントに関しては、新戦力のDFラファエウ・ゲレイロやFWデンベレらのフィットに加え、MFカストロやMFヴァイグルなど現有戦力のパフォーマンスも良好だ。そのため、必要以上に相手のカウンターを警戒することなく、いつも通りボールの主導権を握りながら素早い攻守の切り替えの徹底で、勝ち点3を目指す能動的な戦いを期待したい。なお、公式戦5試合連続で先発のないMF香川は、この試合でもベンチスタートが濃厚となっている。

裏カードのスポルティングvsレギア・ワルシャワに関しては、初戦でマドリーを追い詰めたスポルティングの勝利が固い。新エースストライカー候補のFWドストは、ここまでのリーグ戦で既に4ゴールを記録しており、引いて守備ブロックを形成するアウェイチームに対しても、きっちり仕事を果たすはずだ。

◆グループG:岡崎レスター、本命ポルト相手に連勝なるか
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今回のグループステージで最も地味な顔ぶれとなったグループGでは、CL初出場のプレミア王者レスターが、開幕戦でクラブ・ブルージュ相手にセットプレー3発での快勝スタートを飾った。その一方で、グループ本命のポルトはコペンハーゲンの粘り強い守備を崩し切れず、1-1のドロースタートとなった。

第2節ではグループ突破本命同士のレスターとポルトが激突する。現在、公式戦2連敗中のレスターは、この2試合で8失点(延長戦で喫した2点を含む)を喫しており、守備の改善が急務。とりわけ、直近のマンチェスター・ユナイテッド戦で喫した3失点を始め、セットプレーからの失点が多く、こういった重圧のかかるゲームでは命取りとなる。

ただ、対戦相手のポルトは、これまでUEFA主催試合におけるイングランド遠征16試合で14敗2分けと、一度も勝利したことがないという、レスターにとって有利なデータもある。なお、先日のEFLカップ戦のチェルシー戦で2ゴールを挙げながら直近のリーグ戦で出場機会がなかったFW岡崎は、このポルト戦でもベンチスタートの可能性が高い。ライバルのFWスリマニに比べてコンディション面で勝るものの、スポルティング・リスボンに在籍していたスリマニはポルトとの対戦経験が豊富であり、ラニエリ監督は同選手の経験に託す見込みだ。

コペンハーゲンvsクラブ・ブルージュに関しては、デンマークとベルギーという地理的に近く国内リーグもほぼ同規模であり、互いにある程度手の内を知り尽くした中での対戦となる。そのため、拮抗した試合展開が予想される。守りのコペンハーゲンに対して、要所でレスターを脅かしたクラブ・ブルージュの攻撃がいかにゴールを奪うかという部分が試合の焦点となる。

◆グループH:清武、2位争いのライバル相手にCLデビューなるか
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一昨シーズンのファイナリストのユベントスとヨーロッパリーグ(EL)3連覇中のセビージャが2強を形成するグループHの開幕節では、その本命同士がいきなり激突するも、結果はゴールレスドローに終わった。この結果を生かして首位に立ったリヨンは、プレーオフを勝ち抜いてきたディナモ・ザグレブに3-0の快勝を収めた。

終始、守勢に回りながらもユベントス相手に引き分けたセビージャは、首位のリヨンとのホームゲームに臨む。直近のビルバオ戦では敵地で完敗し、今季のリーグ戦初黒星を喫した。だが、今節は開幕から3試合で全勝しているサンチェス・ピスファンでのホームゲームとなる。したがって、必要以上に敗戦を引きずる必要はない。また、対戦相手のリヨンは主砲ラカゼットなど、ケガ人が多く調子に波があるだけに、セビージャ優位と見て問題ない。CLデビューが期待されるMF清武に関しては、指揮官のサンパオリ監督が積極的なターンオーバーを採用しており、出場の可否は微妙なところだ。

グループ本命のユベントスは、敵地でディナモ・ザグレブと対戦する。直近のパレルモ戦でDFルガーニ、MFアサモアと新たな離脱者を出してしまったものの、初戦でリヨンに大敗し、成績不振を理由にクラニツァール前監督が電撃辞任したディナモ・ザグレブ相手に遅れを取ることはないはずだ。直近のパレルモ戦ではFWディバラを温存し、FWマンジュキッチとFWイグアインの2トップを採用し、見事に機能しなかったが、この試合ではディバラとイグアインの盤石の2トップが起用されるため、問題はない。なお、今夏にディナモ・ザグレブから移籍したFWピアツァは古巣初対戦となるため、アッレグリ監督の気の利いたアシストにも期待したい。