27日(火)と28日(水)にチャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第2節が開催される。ここでは28日に開催されるグループA〜Dのマッチプレビューを紹介していく。

★CLグループステージ第2節
9/28(水)

◆グループA
《27:45》
アーセナル vs バーゼル
ルドゴレツ vs パリ・サンジェルマン

◆グループB
《27:45》
ナポリ vs ベンフィカ
ベシクタシュ vs ディナモ・キエフ

◆グループC
《27:45》
ボルシアMG vs バルセロナ
セルティック vs マンチェスター・シティ

◆グループD
《27:45》
アトレティコ・マドリー vs バイエルン
ロストフ vs PSV


◆グループA:ジャカ兄弟がユーロ以来の兄弟対決!
Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)とアーセナルの2強と、バーゼルとルドゴレツの2弱で構成されるグループAの開幕節では、PSGとアーセナルの本命対決、バーゼルvsルドゴレツの一戦のいずれも1-1のドローという結果に終わった。

終始、劣勢を強いられながらGKオスピナの好守とワンチャンスを生かしたFWサンチェスの活躍で敵地でのPSG戦をドローで終えたアーセナルは、今回の第2節でバーゼルと対戦する。直近のチェルシーとのダービーで快勝し、リーグ4連勝中のチームは、スイス王者とのホームゲームに向けて死角はない。ただ、対戦相手のバーゼルも国内リーグで開幕9連勝と絶好調。新加入のFWドゥンビアがチーム最多の6ゴールを記録するなど、十八番のカウンターアタックは侮れない。なお、アーセナルMFグラニト、バーゼルMFタウラントの“ジャカ兄弟”は、それぞれスイス代表、アルバニア代表として参加したユーロ2016以来の兄弟対決となる。

アーセナルと共に本命に挙げられるPSGだが、ここまではエメリ新体制への移行がうまくいっていない印象だ。アーセナルとの開幕節は新エースFWカバーニが再三の決定機を逸したことがドローの要因となったが、直近の国内リーグでは格下のトゥールーズ相手に完敗し、リーグ7節にして昨シーズンの敗戦数と同じ2敗目を喫した。したがって、格下ルドゴレツとのアウェイゲームでは勝ち点3を持ち帰るだけでなく、圧倒的な勝利が求められるところだ。

◆グループB:ナポリvsベンフィカの本命対決!
Getty Images
メガクラブ不在も強豪4クラブが同居するグループBの開幕節では、ナポリがディナモ・キエフに競り勝ったものの、ベンフィカvsベシクタシュは1-1のドローに終わり、改めて混戦を予想させる結果となった。

FWイグアインの後釜として期待される新エースFWミリクの2ゴールでディナモ・キエフとの初戦を制し、首位に立つナポリは、グループ本命ベンフィカとのビッグマッチに臨む。国内リーグでは開幕から無敗を継続しているが、格下相手に2つのドローを演じていることもあり、まだまだ本調子とはいえない。おそらく、シーズン開幕してから最も強力な対戦相手となるベンフィカ戦では、攻守ともに真価が試される。

一方のベンフィカは、開幕節でベシクタシュにレンタル中のMFタリスカの直接FKから恩返し弾を献上し、試合終了目前で勝ち点3を逃がす結果に終わった。それでも、国内リーグではここまで5勝1分けと好調を継続。とりわけ、直近2試合で3ゴールを決めている主砲ミトログルが調子を上げており、DFクリバリら屈強なナポリ守備陣を相手に好勝負を期待させる。

共にグループステージ初勝利を目指すベシクタシュとディナモ・キエフの一戦は、拮抗した展開が予想される。だが、ディナモ・キエフは国内リーグで調子を落としており、ホームのベシクタシュが優勢とみる。ただ、ベシクタシュも直近のリーグ戦でライバル、ガラタサライとの激戦を戦っており、消耗具合が気がかりだ。

◆グループC:テア・シュテーゲンがボルシア・パーク初凱旋!
Getty Images
優勝候補筆頭のバルセロナ、マンチェスター・シティの同居したグループCの開幕節では、その2強がセルティック、ボルシアMG相手に大勝を飾った。

セルティックとの開幕節で7-0の圧勝を見せたバルセロナだが、リーグ前々節のアトレティコ・マドリー戦でエースのFWメッシがそ径部を負傷し、3週間の戦線離脱を強いられる緊急事態に見舞われた。直近のスポルティング・ヒホン戦では、エース不在の中で5-0の大勝を飾ったものの、よりプレッシャーのかかるCLの舞台でのエース不在は気がかりだ。FWスアレスとFWネイマールの2大エースがメッシの穴をどこまでカバーできるかが重要となる。なお、新守護神のテア・シュテーゲンにとっては、下部組織から20年を過ごした古巣と初対戦となる。ボルシア・パーク凱旋試合では、そのパフォーマンスと共にホームサポーターの歓迎ぶりに注目が集まるところだ。

一方、シティ相手に0-4の大敗スタートとなったボルシアMGだが、国内リーグでは3勝1敗1分けの4位とまずまずの状態をキープしている。とりわけ、FWラファエウやMFシュティンドル、MFトルガン・アザールら攻撃陣が好調を継続しており、今回のバルセロナ戦ではシティ戦の反省を生かし、より能動的な戦い方で臨みたいところだ。

開幕から破竹の公式戦10連勝とグアルディオラ新監督の下で圧倒的な強さを見せているシティは、セルティックとのアウェイゲームに臨む。初戦でバルセロナに0-7の大敗を喫した相手に対して、大勝の予感が漂うもハムストリングのケガで離脱のMFデ・ブライネの不在が唯一気がかりな点だ。また、週末のプレミアリーグで2位トッテナムとのアウェイゲームを控えており、この試合への集中力という部分で甘さが出れば、思わぬしっぺ返しを食らう可能性もゼロではない。

◆グループD:昨季準決勝の好カードが早くも実現!
Getty Images
アトレティコ・マドリー、バイエルンと昨シーズンの4強のうちの2チームが同居することになったグループDの開幕節では、その本命2チームがPSVとロストフ相手に順当に勝利を掴んだ。

迎えた第2節では、昨季準決勝で鎬を削ったアトレティコとバイエルンが激突する。同対戦では、2戦合計2-2となるもアウェイゴール数で上回ったアトレティコが決勝進出を決めていた。この試合をホームで迎えるアトレティコは、PSVとの開幕節を1-0で勝利したものの、相手のPK失敗に助けられた薄氷の白星でもあった。それでも、国内リーグではバルセロナ相手に敵地で引き分けるなど、開幕から無敗を継続中。FWグリーズマンやFWガメイロもまずまずの状態を保っている。ただ、ここに来てMFアウグスト・フェルナンデス、DFホセ・ヒメネスと負傷離脱者を出しており、選手層の面でやや不安を残す。

一方、CL初参戦のロストフ相手に格の違いを見せつける大勝スタートとなったバイエルンは、国内リーグでも開幕5連勝と好調を継続。決して盤石の試合ばかりではないが、それでもきっちり勝ち切るあたりが、アンチェロッティ監督率いるチームらしい。昨シーズンの対戦では敗れているものの、アンチェロッティ監督はレアル・マドリーを率いた時代にアトレティコとの対戦経験もあり、世界屈指の智将はリベンジマッチに向けて、盤石のプランを考えてきているはずだ。試合のポイントとしては、相手のカウンターを警戒しつつ、世界屈指の堅守をいかにこじ開けるかという部分だ。

裏カードのロストフとPSVの一戦は、タレントの質と実績で勝るPSVが優位に立つ。初戦ではアトレティコに競り負けたものの、コクー監督仕込みの組織的な守備は十分に通用していた。ボールを持たされることが予想される今回の一戦では、引いた相手に対してMFペレイロやFWナルシンらの積極的な仕掛けが局面を打開するカギとなるはずだ。