連戦の中で行われた前節は、首位のレアル・マドリーがラス・パルマス相手に2試合連続ドローを喫した一方、バルセロナとアトレティコ・マドリーは格下相手にきっちり勝ち切り、首位との勝ち点差を縮めることに成功。また、MF清武の在籍するセビージャは鬼門のアウェイでビルバオに敗れ、今季初黒星を喫している。

前節のビジャレアル戦に続いてリーグ戦2試合連続ドローとなったレアル・マドリーは、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)のドルトムント戦でも2度のリードを追いつかれてドローとなり、10年ぶりの公式戦3試合連続ドローとなった。ドロースパイラルに巻き込まれている首位チームは、インターナショナルブレーク前の最終戦となるエイバルとのホームゲームで4試合ぶりの白星を目指す。

力関係でいえば、圧倒的にレアル・マドリーが優位も現在8位のエイバルはメンディリバル監督仕込みの組織的なプレーと、退場者を出しても勝ち点を取り切るメンタルの強さという部分で侮れない。ただ、得点力に関してはさほどあるわけではないため、MFカゼミロ不在で守備に問題を抱えるチームとしては、立ち上がりから積極的にゴールを狙い、畳みかける攻めでリードを広げていきたい。なお、エイバルのMF乾は前々節のマラガ戦でフル出場も、直近のソシエダ戦ではベンチ外となっており、メンバー入りは微妙なところだ。それでも、チャンスがあれば、サンチャゴ・ベルナベウのピッチで積極的な仕掛けを期待したいところだ。

レアル・マドリーを勝ち点1差で追うバルセロナは、FWメッシ不在となった前節のスポルティング・ヒホン戦を5-0で大勝するも、ミッドウィークのCLボルシアMG戦ではエース不在やFWアルカセルの低調パフォーマンスの影響もあって、2-1の辛勝となった。指揮官の古巣であり、昨季のリーグ戦で大敗を喫したセルタとの対戦に向けては不安を残す。前線から激しくプレスをかけてくるアグレッシブな相手との一戦では、ビルドアップの安定に加え、パスコースを作る運動量、前線でのボールキープが重要となる。

前節、デポルティボ相手に辛勝した3位のアトレティコは、ミッドウィークに行われたCLバイエルン戦で攻守に完成度の高いフットボールを展開し、強豪相手に見事な勝利を収めた。勢い付くシメオネ率いるチームは今節、“ボロ”暫定監督の下で2連勝と復調気配漂うバレンシアとメスタージャとのアウェイゲームに臨む。ここに来てDFホセ・ヒメネス、DFゴディン、MFアウグスト・フェルナンデスと守備陣に負傷者が続出しており、その影響が気がかりなところだ。

前節、GKシリグ退場の影響などもあって敵地でビルバオに完敗したセビージャだが、ミッドウィークのCLリヨン戦では得意のホームできっちり勝ち切ってバウンスバックに成功。引き続きホームで戦える今節のアラベス戦では、公式戦連勝が期待されるところだ。ただ、昇格組ながらここまで9位と健闘が目立つアラベスは、バルセロナに勝利、アトレティコとドローと上位陣相手に無類の強さを見せている。とりわけ、粘り強い守備に定評があるだけに、MFフランコ・バスケスを中心に多彩な仕掛けでゴールをこじ開けたい。なお、公式戦3試合連続で出番のない清武は、この試合でもベンチスタートが濃厚となっている。

その他では、グラナダとレガネスの一戦に注目。ここまで開幕未勝利が続く19位のグラナダは、28日にパコ・ヘメス前監督を解任。後任にはBチームを率いていたプラナグマ氏が就任。同クラブには、アンドレアス・ペレイラやポンセ、ボガなど期待の若手タレントが多数在籍しているだけに、プラナグマ氏がバレンシアの“ボロ”暫定監督のように、チームの流れを変えていきたい。

◆リーガエスパニョーラ第7節
9/30(金)
《27:45》
ソシエダ vs ベティス

10/1(土)
《20:00》
グラナダ vs レガネス
《23:15》
セビージャ vs アラベス
《25:30》
オサスナ vs ラス・パルマス
《27:45》
デポルティボ vs スポルティング・ヒホン

10/2(日)
《19:00》
バレンシア vs アトレティコ・マドリー
《23:15》
レアル・マドリー vs エイバル
《25:30》
エスパニョール vs ビジャレアル
マラガ vs ビルバオ
《27:45》
セルタ vs バルセロナ