ヨーロッパリーグ(EL)・グループE第2節のローマvsアストラが29日に行われ、ホームのローマが4-0で快勝した。なお、アストラのMF瀬戸貴幸はフル出場した。

ビクトリア・プルゼニとの初戦をドローで終えたローマは、直近のリーグ戦でトリノ相手に敗戦するなど、調子はいまひとつ。そのため、週末にインテルとのビッグマッチを控える中、この一戦での必勝が求められた。スパレッティ監督は、ナインゴランやフロレンツィ、ゼコなど数人を温存したものの、27日に40歳となったトッティをサラー、ペロッティ、イトゥルベと共に前線で起用した。一方、オーストリア・ウィーンとの初戦を落としたアストラでは、瀬戸が先発で起用された。

開始5分にゴール前に抜け出したニコアラにいきなり決定機を許す慌ただしい入りとなったローマだったが、2日前に40歳になったばかりのバンディエラが先制点をもたらす。15分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でトッティがゴール前に絶妙なボールを入れると、これをファーサイドに走り込んだストロートマンがワンタッチで流し込んだ。

幸先良く先制に成功したローマは、前線の中央にサラーとトッティが並ぶ4トップの流動的な動きを生かして2点目に迫る。34分にはトッティの絶妙なフリックに抜け出したサラーに決定機も、GKとの一対一を決め切れない。

それでも、前半終了間際には先制点と同じような位置で得たFKの場面でトッティが意表を突いて直接ゴールを狙う。ゴール右隅を捉えた強烈なシュートはGKルングが触ってクロスバーを叩くが、こぼれ球をファシオが押し込み、トッティの2点に絡む活躍でローマが前半を2点リードで終えた。

後半に入っても攻撃の手を緩めないローマは、開始2分にボックス左を突破したペロッティのクロスがDFファブリシオのオウンゴールを誘う。さらに54分にはトッティの浮き球スルーパスに抜け出したサラーが、ワンタッチシュートを流し込み、試合を決める4点目を奪った。

その後も完璧にゲームコントロールするローマは、サラーとストロートマンを早い時間帯に下げてナインゴランとジェルソンを投入。試合終盤にかけてもトッティを起点に再三の決定機を演出したものの、イトゥルベらがチャンスを決め切れず、試合は4-0のままタイムアップ。トッティの3ゴールを演出する活躍で快勝のローマが、グループステージ初勝利を挙げた。一方、瀬戸のフル出場も実らず完敗のアストラは、厳しい2連敗となった。

また、同日行われたグループEのもう試合、オーストリア・ウィーンvsビクトリア・プルゼニは、0-0の引き分けに終わった。互いに決め手を欠いた東欧勢対決は、痛み分けのドローに終わり、勝ち点を「4」に伸ばしたオーストリア・ウィーンがローマと共にグループ首位をキープした。