明治安田生命J1リーグ2ndステージ第14節の名古屋グランパスvsアビスパ福岡が1日にパロマ瑞穂スタジアムで行われ、ホームの名古屋が5-0で快勝した。

年間16位の名古屋と、年間最下位に沈む福岡による残留争いの直接対決。前節、ベガルタ仙台に勝利した名古屋は、累積警告で出場停止の矢野に代えて磯村を最終ラインで起用。一方、ヴィッセル神戸に大敗した福岡は、先発3人を変更。ウェリントンとダニルソンが先発に復帰した。

立ち上がりからアウェイの福岡がボールを持つ展開が続くが、前線のシモビッチの強さ、永井の速さを効果的に使って背後を狙う名古屋がペースを掴む。すると18分、相手陣内中央でのシモビッチの身体を張ったポストプレーからドリブルで抜け出したハ・デソンがボックス手前右から右足のミドルシュートをゴール右隅に流し込み、ホームの名古屋が先制に成功した。

この先制点で勢い付く名古屋は、その後も小川やシモビッチらが際どいシーンを演出すると、30分過ぎに追加点を奪う。36分、カウンターから田口のスルーパスに反応した永井がDFキム・ヒョヌンを出し抜き、ボックス内に侵入。最後は冷静にゴール右隅へのシュートを流し込んだ。

痛恨の2失点目を喫した福岡は、ウェリントンの高さを使ったサイドからのクロスで局面の打開を図るが、闘莉王を中心とした相手の屈強な守備陣を前になかなか起点を作れない。前半アディショナルタイムには、駒野の右クロスをゴール前の金森が頭で合わせるが、GK楢崎の好守に阻まれ、前半のうちに点差を縮めることができなかった。

迎えた後半も2点リードの名古屋が攻勢を仕掛けると、前半1ゴールの永井が魅せる。まずは47分、左サイドでドリブルを開始した永井がそのままボックス付近に運んで右足のミドルシュートを放つ。これがゴール上隅に突き刺さる。続く55分にはボックス右で強引に仕掛けた磯村のシュートがクロスバーに跳ね返ったボールを、ボックス左に詰めていた永井がすかさずボレーで蹴り込み、ハットトリックを達成した。

後半立ち上がりの連続失点で4点のビハインドを追うことになった福岡は、ハーフタイム明けに投入していた為田に続き、57分に金森を下げて平井を投入する。だが、前半同様になかなか攻撃の形を作れず、好位置で得たダニルソンの直接FKもGK正面を突いた。

後半半ばから終盤にかけても盤石の試合運びを見せる名古屋は、殊勲の永井や小川、古林を下げて試合をクローズにかかる。86分には田口の左CKを途中出場の酒井が頭で合わせ、この日のゴールショーを締めくくる5点目を奪取。

永井のハットトリックの活躍などで今季初の連勝を飾った名古屋が、ヴァンフォーレ甲府、アルビレックス新潟を抜き暫定ながら降格圏脱出に成功した。一方、2戦連続大敗の福岡は、今節で甲府が引き分け、新潟が勝利した場合、3節を残してのJ2降格が決定する。