明治安田生命J1リーグ2ndステージ第14節のヴィッセル神戸vs川崎フロンターレが1日にノエビアスタジアム神戸で行われ、ホームの神戸が3-0で快勝した。

2ndステージ4位でわずかながら優勝の可能性を残す神戸と、年間首位キープと2ndステージ逆転優勝を目指す川崎の上位対決。前節、アビスパ福岡に大勝した神戸は、その試合の先発から負傷のペドロ・ジュニオールに代えて、松下を起用。一方、横浜F・マリノスとの壮絶ダービーを制した川崎Fは、出場停止明けの大久保とエドゥアルド・ネットが先発に戻った一方、前節負傷交代のGK新井は間に合わず、第3GKの高木がリーグ戦初先発を飾った。

注目の上位対決は、キックオフ直後にいきなり見せ場が訪れる。川崎がファーストプレーで中村、小林、大久保の3人のワンタッチプレーから小林がボックス内でGKと一対一を迎えるが、ここはGKキム・スンギュのビッグセーブに阻まれた。

一方、開始早々のピンチを凌いだ神戸は直後の4分にビッグチャンス。田坂の不用意な横パスをカットしたレアンドロからカウンターに転じ、左サイドでタメた松下が狭いスペースを抜く絶妙な折り返しを入れる。これをファーサイドで余っていた渡邉がフリーでシュートも、右ポストに当ててしまった。

開始直後からハイテンションの攻防が続く中、アウェイの川崎は大島と中村を起点に古巣対戦の大久保が積極的にフィニッシュに絡む。対する神戸はボールを持たれながらも、要所で良いボールの奪い方からレアンドロや松下のカウンター、藤田のロングスローからニウトンが強さを見せるなど、きっちり応戦する。

試合の均衡が破れたのは25分過ぎ。27分、高い位置でのプレッシャーからGK高木のパスをカットした松下が渡邉にパスを繋ぐ。このままボックス左に持ち込んだ渡邉が左足のシュートをニアサイドに流し込んだ。

敵地で先制を許した川崎は、すぐさま反撃を開始。前半終盤にかけては鋭いカウンターからエウシーニョらに決定機も、相手の粘り強い守備を前にゴールをこじ開けるまでには至らず。

神戸の1点リードで迎えた後半、ビハインドを追う川崎は、エドゥアルド・ネットを3バックの中央に下げて、田坂を前目のポジションに上げる。だが、後半立ち上がりは相手陣内に攻め込みながらもなかなか決定的なシーンを作り出せない。

一方、後半もボールの収まりがいいレアンドロを起点にチャンスシーンを作る神戸は、57分に松下と渡邉に続けて決定機も相手の好守に遭う。それでも、59分にボックス左で橋本からパスを受けたレアンドロが見事な右足コントロールシュートをゴール右隅に流し込み、待望の追加点を奪取した。

痛恨の2失点目を喫した川崎は、失点直後に田坂を下げて三好を投入。ここからリスクを冒して攻めに出る。66分には中村のパスに抜け出したエウシーニョが右サイドからボックス中央の三好にパスを通すが、三好の右足のシュートはうまくミートせず、絶好のゴールチャンスを逸した。

前半同様にフィニッシュの場面で精度を欠く川崎は、76分に試合を決定付ける3点目を奪われる。ボックス付近で渡邉とワンツーからゴール前に抜け出したレアンドロが、冷静にGKとの一対一を制した。なお、今季19得点目を決めたレアンドロは、得点ランキングトップに立った。

何とか一矢報いたい川崎は、試合終了間際にはゴール前の森本に絶好機も最後までGKキム・スンギュの牙城を破れず。川崎との上位対決を制した神戸が2ndステージ2位に浮上した。一方、敵地で完敗の川崎は2ndステージに続いて年間順位でも浦和レッズに抜かれることになった。