明治安田生命J2リーグ第34節、町田ゼルビアと東京ヴェルディによる『東京クラシック』が、2日に町田市立陸上競技場で行われ、ホームの町田が2-1で勝利した。

8位の町田と15位の東京Vによる今季2度目の『東京クラシック』。前節、首位の北海道コンサドーレ札幌相手に4試合ぶりの黒星を喫した町田は、東京Vとのダービーに向けて先発1人を変更。東京Vから期限付き移籍中の畠中が契約上の問題で起用不可となり、有薗が起用された。一方、ジェフユナイテッド千葉と引き分けた東京Vは、負傷のGK鈴木、井上に代わって、GK柴崎、出場停止明けの中後を起用した。

立ち上がりからダービーらしい球際でのバトルが繰り広げられた中、ホームの町田が得意の形から先制点を奪う。8分、相手CKのロングカウンターから右サイドで仲川が入れたクロスをゴール前に走り込んだ中村が頭で合わせた。

中村の今季リーグ戦10点目でリードを奪った町田は、その後も出足鋭い守備から仲川らが決定機を創出。だが、立ち上がりにカードをもらっていたカルフィン・ヨン・アピンが、裏に抜け出したドウグラス・ヴィエイラを倒してしまい、26分に2枚目のカードをもらい、退場処分となった。

数的優位を生かして流れを引き寄せたい東京Vは、ここから相手陣内でプレーを増やしていくが、引いた町田の守備を崩し切れない。すると41分、左CKの場面で森村が入れたアウトスウィングのクロスを再び中村に頭で決められ、痛恨の2失点目を喫した。一方、貴重な追加点を奪った町田は、前半終了間際に足を痛めた中村が井上との負傷交代を強いられたものの、2点リードで試合を折り返した。

迎えた後半、2点のビハインドを追う東京Vは、船山を下げて17歳のMF渡辺をハーフタイム明けからピッチに送り出す。渡辺のバイタリティに加え、中を固める町田に対してサイドバックが攻撃に幅を作る東京Vだが、なかなかフィニッシュが決まらない。

それでも、66分にアラン・ピニェイロを下げて澤井を投入すると、68分にゴールが生まれる。相手陣内右サイドで得たFKの場面で高木善が入れたクロスから混戦が生まれ、澤井、井林と繋いだボールを古巣対戦の平が気持ちで押し込んだ。

このゴールで試合終盤にかけては東京Vが引いた町田を押し込む展開が続く。84分に古巣対戦の杉本を投入したアウェイチームは、サイドを起点に再三の決定機を作るが、試合終盤の井林や渡辺のチャンスを粘り強い守備に跳ね返され、試合はこのままタイムアップ。負傷交代の中村の2ゴール守り切った10人の町田が、東京Vとの『東京クラシック』でシーズンダブル達成。なお、町田にとって今回の勝利は、7月に行われた第22節のモンテディオ山形戦以来、約3カ月ぶりのホーム戦勝利となった。