決勝進出の1枠を懸けて、浦和レッズとFC東京による2016Jリーグ YBCルヴァンカップ準決勝が行われる。第1戦は5日19時30分から味の素スタジアムで、第2戦は9日の14時から埼玉スタジアム2002で行われる。近年、好勝負を繰り広げ、今シーズンは共にAFC チャンピオンズリーグ(ACL)に出場した両チームによる決勝を懸けた一戦だ。

◆7年ぶりの決勝を目指す
ACL出場により準々決勝からの登場となったFC東京は、アビスパ福岡を2戦合計スコア3-1で退け、ベスト4進出を果たした。2度目の優勝を飾った2009年以来、7年ぶりの決勝進出を目指すFC東京は、既にリーグ優勝の可能性がなく、ルヴァンカップに懸ける思いは浦和以上。浦和とのここ5試合は1分け4敗と相性がすこぶる悪いが、内容はいずれも接戦。直近のサンフレッチェ広島戦では1-0と勝利。勝負強さを発揮して決勝進出を果たしたい。

◆3冠達成に向けまずは決勝へ
同じくACL出場により準々決勝からの登場となった浦和は、ヴィッセル神戸を2戦合計スコア6-1で圧勝し、ベスト4進出を果たした。3年ぶりの決勝進出を目指す浦和は、Jリーグで年間1位争い、2ndステージの優勝争いを戦っており、シーズン佳境に向けて重要な試合が続く。直近のガンバ大阪戦では4-0と大勝し、大きな山を乗り越えた。FC東京との相性の良さを生かして決勝進出を果たしたい。

◆代表組の離脱がどう影響するか
両チームの直近の対戦は9月17日に行われたJ1・2ndステージの第12節。この試合ではFC東京がハイプレスをかけて前半の主導権を握り、後半立ち上がりにPKで先制した。しかし、逃げ切りを図るべく守備的な選手を投入していくと浦和が反撃に転じ、終盤の3ゴールで逆転勝利している。DF森重真人、DF丸山祐市とセンターバックコンビを欠くFC東京としては、ハイプレスをかけて浦和のビルドアップを寸断する戦いを踏襲した上で、守勢に回ることなく最後まで攻め立てる意識を持つことが鍵となる。一方の浦和は、ビルドアップの軸であるMF柏木陽介、GK西川周作が日本代表の活動のため不在となる。代役の選手たちのパフォーマンスが浮沈を左右する。

◆注目選手
【浦和レッズ】
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MF青木拓矢(27)
明治安田生命J1リーグ:21試合 / 0得点
2016JリーグYBCルヴァンカップ:2試合 / 0得点

柏木不在の中、MF阿部勇樹と共にボランチでコンビを組むことが濃厚な27歳。大宮アルディージャから移籍を果たして在籍3年目を迎えた青木は今季、持ち味のボックス・トゥ・ボックスの動きを体現。自陣から敵陣まで幅広く動き続け、攻守に貢献する働きをこなしている。リーグ戦ではなかなか先発の機会が訪れないが、途中出場で絶大な存在感を示している。柏木不在のこのチャンスをしっかりとモノにしたい。

【FC東京】
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MF橋本拳人(23)
明治安田生命J1リーグ:25試合 / 3得点
2016JリーグYBCルヴァンカップ:2試合 / 0得点

ボランチを本職とする運動量豊富な23歳。サイドハーフやサイドバックもこなすことができるが、持ち味は3列目からの飛び出し。タイミングの良い上がりでゴールに絡む働きができる。セントラルMFではMF梶山陽平とMF田邉草民に次ぐ3番手の存在だが、途中出場でも持ち味の運動量でダイナミズミを与えることができる貴重な存在だ。