日本代表は5日、6日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のイラク戦に向け、試合当日の会場となる埼玉スタジアム2002で最終調整を行った。前日会見に出席した日本代表を率いるヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、ややぴりぴりムードで記者陣の質問に対して以下のように応対した。

◆ヴァイッド・ハリルホジッチ監督(日本代表)
「今のところのシチュエーションだが、勝利だけではなくて、すべてのことをやらなくてはならない。時々は困難な状況もあるが、何人かは理解できない、あるいは理解したくない様子なので、日本が勝つためにすべての準備をするということにとどめておきたい」

前回は調整に苦しんでいたが、今回のコンディション面はどうか
「選手によってフィジカルコンディションが違う状態。何人かは良い状態で、何人かは疲れている。2日前に到着した選手はフレッシュな状態だが、遅れてきている。しかし、我々は疲労回復のところにトライしないといけない。トップパフォーマンスでなければならない」

「昨日、短く正確なスピーチをしたが、『とにかくメンタルが違いとなる』と選手たちに伝えた。明日の昼までしっかり考えて、最終的な決断を下したい。ただ、選手たちははかなりモチベーションが高い。疲労があるとしても、全員がプレーしたいという気持ちを持っている」

――明日の試合に対するプレッシャーはどうか
「最終予選での戦いは常にプレッシャーがつきまとうもの。それによって、選手たちはより戦う気持ちになる。最終予選というのは素晴らしい試合だけではダメ。本当に素晴らしいと言われるような試合をしなければならない。W杯が懸かっているからだ」

「本当にやらなければならない。チームにも、選手にも、恋人にも、政治にも…野心があるのなら少しぐらいプレッシャーを受けなければならない。誰もプレゼントを渡してくるわけではない。勝利を探して、最終予選突破を掴み取りにいかなければならない」

「日本ではそれほどプレッシャーはない。それが良いことなのか悪いことなのかどうかはわからない。しかし、私はこれまでここの10倍のプレッシャーを受けていました。強い気持ち、強さは困難な状況で発揮されるものだと選手たちに伝えている」

「将来はもっと強いチームが待っている。本大会に出れば3試合ある。1億人以上が見ている。もっとプレッシャーがかかる。フレンドリーマッチではなくW杯だ。プレッシャーは隠さなくていい」

――日本のレベルは最近そんなに高くないように見えるが
「イラクのチームのことは知っている。最近の7、8試合を見た。このチームは十分に若いことも知っていて、8割の選手がオリンピックを経験している。彼らがどのようにプレーするのかも完璧に把握している。罠にかかる可能性もあるし、罠を仕掛けてくる可能性もある」

「日本に関しては、このチームのリズムが落ちているかわからない。それに関してはそう思わない。なぜなら、1年前にイラクに4-0で勝利している。日本が素晴らしい試合をした。困難なのは、サッカー面ではなく、違う分野で感じている」

「イラクはかなり長い時間合宿をしているが、我々はそうではない。疲労回復の時間もあまりない。日本にはまだ突破できるだけのクオリティがある。明日は我々が勝つと思っている」

――ミーティングの回数などを減らしたと聞いたが
「誰から聞いたのか? 選手が話すことは良いこと。これに関しては選手と少し話をした。2日間、準備しなければならない。W杯の準備をしなければならない。15分間のミーティングですべてを説明するのは不可能。2日間でかなり沢山のことをしないといけない」

「選手が疲労しているのも知っている。本来ならば、トレーニングさえもできない状況だ。14時間かけて飛行機で移動し、ジョギングだけでもかなり大変なこと。まずはミーティングルームで時間を割くことを大切にしなければならない」

「色々なことも説明しないといけない。10分ほどでミーティングは終わらない。相手のことも、我々のことも話さないといけない。着いたばかりの選手には長いと思うだろうが、監督としてもこのやり方を続ける」

「ただ、短くするトライはする。試合前に全選手が、相手が何をするか、自分たちが何をするかを完璧に把握している状況にしなければならない。どのように、守備、攻撃をするか、このチームの長所、短所、FKも把握しないといけない」

「時間が必要。ときに長く、ときに短い時間にしないといけない。もちろん、選手によっては長い、疲れたと感じるだろう。なぜかというと、試合前に10分、15分くらいが慣習化されているからだ」

「私はまったく違うアプローチをしている。ディティールを渡している。個人にもグループにも、それから全員が揃ってもやっている。それは時間がかかること。これに関しては変更はできない」