2016Jリーグ YBCルヴァンカップ準決勝1stレグ、FC東京vs浦和レッズが5日に味の素スタジアムで行われ、アウェイの浦和が2-1で先勝した。

ACL出場により準々決勝からの登場となったFC東京は、アビスパ福岡を2戦合計スコア3-1で退け、ベスト4進出を果たした。2度目の優勝を飾った2009年以来、7年ぶりの決勝進出を目指すFC東京は、1-0で競り勝った直近のサンフレッチェ広島戦から先発6人を変更。日本代表招集中の森重、丸山らに代わって、吉本や高橋、小川が先発入り。前線には前田や中島、東が起用された。

同じくACL出場により準々決勝からの登場となった浦和は、ヴィッセル神戸を2戦合計スコア6-1で圧勝し、ベスト4進出を果たした。3年ぶりの決勝進出を目指す浦和は、Jリーグで年間1位争い、2ndステージの優勝争いを戦っており、シーズン佳境に向けて重要な試合が続く。準決勝での退席処分で堀コーチに采配を託したペトロヴィッチ監督は、直近のガンバ大阪戦から先発6人を変更。日本代表招集中の守護神・西川、槙野、柏木ら主力に代わって、控えGKの大谷、青木らが先発入り。前線は1トップにズラタン、2シャドーに李と武藤が入った。

キックオフ直後はホームのFC東京がアグレッシブな入りを見せたものの、最初の決定機はアウェイの浦和に訪れる。5分、右サイドで森脇が上げたクロスの流れからボックス中央で味方が潰れて落としたボールを、関根がダイレクトシュート。だが、このシュートはGK秋元のビッグセーブに阻まれた。

開始早々の先制点を逃した浦和は、その後相手にボールを持たれる時間が続くものの、ほとんどフィニッシュまで持ち込ませない。逆に、18分には阿部の中盤でのプレッシャーからズラタンのポストプレーから抜け出した武藤がシュートも、これは枠の左に外れる。続く24分には細かいショートパスからボックス右で駒井が放ったシュートをGK秋元が弾くと、これをファーの李が合わせるが、惜しくもサイドネットを叩いた。

ここまでなかなかチャンスを作れないFC東京だったが、34分に絶好機。完璧に裏に抜け出した羽生がGKを引き付けて右を並走する前田にラストパス。だが、ややもたついた前田のシュートはDFのブロックに阻まれた。

互いに選手交代なしで迎えた後半、開始直後にボックス手前好位置で東が放った直接FKはGK大谷の好守に阻まれるも、ホームのFC東京が先制点を奪う。49分、右サイドで室屋が上げたクロスをニアの羽生がフリックすると、ゴール前に上がったボールを東が頭で押し込んだ。

後半立ち上がりの先制点で勢い付くFC東京は、相手の中盤でのミスを突いてカウンターから追加点を目指す。67分にはボックス左に抜け出した中島がニアを狙ってシュートも、ここはGK大谷の好守に阻まれた。

後半に入ってからなかなか攻め手を見いだせない浦和は、61分に李を下げて高木、70分に関根を下げて今季公式戦初出場のベテランの平川、72分にはズラタンを下げて切り札の興梠を投入。すると、この交代策がリーグ戦での前回対戦を彷彿とさせる逆転劇を生む。

まずは77分、ボックス左付近に持ち出した興梠とうまくスイッチした高木が得意の角度から右足のコントロールシュートをゴール右上隅に突き刺し、ルヴァンカップ得点ランクキングの単独トップとなる4点目を決めた。直後の80分にはボックス右でボールを持った平川が丁寧にグラウンダーで折り返すと、ゴール前の武藤が体勢を崩しながらもダイレクトでゴール左に流し込んだ。

ホームで痛恨の逆転を許したFC東京は、平山とネイサン・バーンズを投入し、決死のパワープレーでゴールをこじ開けにかかるが、重心を後方に置いた浦和の堅守を最後までこじ開けることができず、試合はこのままタイムアップ。リーグ戦での前回対戦を彷彿とさせる鮮やかな逆転劇で先勝した浦和が、決勝進出に向けて大きなアドバンテージを手にした。なお、浦和ホームで行われる2ndレグは、9日の14時から埼玉スタジアム2002で行われる。