日本代表は7日、さいたま市内で11日に行われるロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選のオーストラリア代表戦向けトレーニングを行った。

練習後、GK川島永嗣が取材に応じ、イラク戦を振り返ってコメント。また、チームとしての現在の立ち位置を語った。

GK川島永嗣(メス/フランス)
──ベンチから見ていた昨日の試合を振り返って
「あそこで引き分けていれば、今自分たちが受けている感情というのは真逆だったと思うし、そういった意味では、最後の最後で(山口)蛍が途中から出て、途中から出た選手が結果を残せたというのは、今のチームにとっては良いサインだと思います」

「今日もそうですが、先発で出る11人だけが最終予選を戦っているわけではないですし、チームとして戦って行かなくてはいけないという意味では、自分も含めて良い例になったかなと思います」

「今は勝って反省できる部分があります。そういった意味では前向きに捉えられると思います。ただ、昨日の試合を振り返って、1人1人が最終予選の厳しさを、何が厳しさかは簡単には説明できませんが、昨日の様な時間を乗り越えないとワールドカップには出られないです。そういったことを実感できたゲームだったかなと思います」

──香川や長友を外した中でも勝利しましたが、チームには指定席が無くなって変化がでてきたのかなと思いますが
「監督はその時、その時で一番良いと思った選手を使うと思いますし、そういった意味で、元々日本代表というものに招集される保証もなければ、試合に出られる保証もありません。そういった高いレベルでの競争があるのが当たり前の場所です。昨日もキヨ(清武弘嗣)とか、(原口)元気とか、蛍もそうですが、若い選手が活躍してくれることが、チームにとって本当に良いことだと思います」

「僕も含めて元々居る選手が引っ張っていかなくてはいけませんが、経験あるということだけが答えではないし、今のチームが新しい経験をしていかなくてはいけません。僕たちが引っ張りながら、昨日の様に出た選手が結果を出せるのが一番かなと思います」

──絶対的な地位が揺らぐということは選手にとっては必要だと思うか
「試合に出られなければ満足する選手は居ないと思いますし、昨日の試合を観て、(香川)真司もそうだし、(長友)佑都もそうだし、そういった選手がそういった気持ちを押し隠さないということは、そういった気持があるから伸びるとも思います。僕自身もそうです。途中から出た蛍もそうかもしれません」

「ただ、チームとして勝つことは大前提であって、出ない選手は出ない選手で、そういった気持をどんどん出していかなければ、さらに強いチームにはならないと思いますし、個人個人の成長にもつながらないと思います。そういったところは、ただ仲良いグループではなく、誰が出てもそれぞれの120%を出せる様なグループであることが一番だと思います」

「試合中に、試合に出られない選手が悔しい思いをしていないこともないと思いますし、それがチームとしての新たな力になると思います」

──セットプレーからの失点はどう見ていたか
「FKが多かったかなという印象はあります。ただ、イラクもフィジカルが強い部分もあって、前半もロングボールから相手に競り負けて拾われて、危険なシーンを作られる場面もありました。自分たち自身もフィジカルが長所ではないですが、補う部分をもっと詰めていかなければいけないと思います」

「体を当てるとか、どういった形で守るとか。苦手な部分にフタをしないで、しっかり向き合っていくことが重要かなと思います」