8日に行われた松本平広域公園総合球技場アルウィンで明治安田生命J2リーグ第35節の松本山雅FCvsファジアーノ岡山は、1-1の痛み分けに終わった。

勝ち点67で自動昇格圏内の2位に位置する松本と、同61でJ1昇格プレーオフ圏内の4位につける岡山の上位対決。その試合は、立ち上がりから攻守の入れ替わりが激しく、拮抗した展開となる。

ボールの主導権を握った松本は21分、縦パスに反応した高崎がボックスに足がかかるかどうかのところで岩政の伸ばした足にひっかかって転倒。PKかに思われたが、ここは高崎にオフサイドポジションにいたとして岡山ボールが言い渡される。

対する岡山は、守備に回る時間こそ長いものの、ボール持てば積極的に押し上げて反撃。得意のセットプレーを生かして先制ゴールを目指すが、なかなかシュートの形に持ち込むことができず、消化不良な攻撃に終始する。

ゴールレスで迎えた後半も互いに先取点を目指して攻守が目まぐるしく変わる展開で進む。しかし、岡山は52分、カウンターの芽を摘むべく石原にタックルを試みた渡邊がこの試合2枚目の警告で退場。数的不利に陥る。

すると、数的優位に立った松本が攻撃のギアを上げると、55分のパウリーニョのヘディングシュートは右ポストに直撃。続く56分には右サイドの田中が供給したクロスに正面の高崎が反応するも、頭で合わせられない。

それでも、攻め立て続けた松本は62分、左サイドからの那須川のクロスをファーの高崎が頭で折り返すと、これ正面の工藤が反応。ワントラップで相手を剥がして左足のシュートを決め切り、松本がついに均衡を破った。

工藤の自身10ゴール目となる3戦連発弾で先制した松本。しかし、パワープレーに出た岡山が87分、豊川の右CKをファーのキム・ジンギュが折り返すと、矢島が右足を振り抜く。これがゴールに突き刺さり、岡山が追いついた。

結局、試合は1-1で終了のホイッスル。松本は、連勝が「2」で止まり、今節勝ち点3を上積みした首位の北海道コンサドーレ札幌との勝ち点差が「9」に広がった。矢島の今シーズン4ゴール目で追いついた岡山は連勝ならずも5戦負けなしとした。