2016Jリーグ YBCルヴァンカップ準決勝2ndレグ、浦和レッズvsFC東京が9日に埼玉スタジアム2002で行われ、3-1で浦和が勝利した。

5日に行われた1stレグではゴールレスで迎えた49分に東のゴールでFC東京が先制する。しかし77分に高木、80分に武藤が決勝点を決めて、浦和が逆転勝利を収めた。

決勝進出をかけた大事な一戦に向けて、浦和は西川、槙野、柏木が日本代表に合流しており欠場。GKは引き続き大谷が起用され3バックは森脇、那須、宇賀神が起用され、中盤には駒井、青木、遠藤、関根が並ぶ。前線は興梠を頂点に武藤と高木が配された。

一方のFC東京は、森重と丸山が日本代表に参加しており欠場となる。ゴールマウスは秋元が守り、DFは室屋、吉本、橋本、小川。中盤にには梶山と田邉がダブルボランチを形成し、2列目に河野、東、中島、前線は平山が入った。

試合は開始早々の2分に浦和がチャンスを得る。ゴールから約30mの距離でFKを獲得すると、高木が直接狙う。しかしこのシュートは右ポストを叩きゴールとはならなかった。対するFC東京も直後の3分に中島が裏に抜け出してボールを受けるとそのままシュート。こちらはGK大谷がセーブした。

その後は浦和が両ウイングバックを使いながらピッチを広く使った攻撃を見せる。FC東京はしっかりとした守備ブロックを形成しながらボールホルダーに素早く寄せて、ショートカウンターかたゴールを目指した。

すると16分、FC東京はカウンターで中島がボールを運び平山へ。平山はDFとの一対一で縦に突破してボックス左からゴール前にグラウンダーのパスを送るが、ニアサイドに入ってきた東とは合わず、決定機を逸した。浦和も18分、武藤が興梠とのワンツーで有利な状況を作り出し、ボックス手前から左足で狙うが枠を外してしまった。

互いにチャンスを作りながらも決めきれない状況でマークを剥がしていくと青木、高木とボールが繋いで、最後は高木のスルーパスに反応した興梠がシュートを流し込み、ついに試合の均衡が破られた。さらに38分、中央を持ちあがった武藤が右サイドに展開。これを駒井がダイレクトで中に折り返すと、最後は興梠が難なく押し込んで2点目を奪いきった。

FC東京は45分、ボックス手前右の好位置でFKを獲得。東は中で合わせるボールを入れると、ファーサイドの平山が頭で狙うが決めきれず。アディショナルタイムにはボックス手前左でFKを獲得するが、サインプレーはシュートまで持ち込めず、前半は浦和が2点リードして終えた。

2点を追うFC東京はハーフタイムで田邉を下げてネイサン・バーンズを投入。トップ下の東がボランチに下がり、ネイサン・バーンズは平山との2トップを形成して前線に起点を増やした。すると47分、右サイドに流れたネイサン・バーンズが入れたグラウンダーのクロスに東が飛び込むなどチャンスを作り出す。

浦和も52分に右サイドを抜け出した駒井からボックス内の興梠にパスが送られる。興梠はシュートを打てずも、こぼれ球を拾った武藤がシュート。ここも決めきれないが、浦和の厚みある攻撃が続くと、駒井がボックス内で小川に倒されてPKを獲得。これを興梠が決めてハットトリックを達成し、浦和がFC東京を大きく突き放した。

FC東京は54分、スルーパスに抜け出した中島がGK大谷と一対一を迎えるが、ここは大谷に軍配が上がる。点が欲しいFC東京だが60分、プレー中に足首を痛めた吉本を下げて高橋を送り出すなど守備の交代を強いられてしまう。それでも62分に右サイドのネイサン・バーンズのクロスに中島が詰めるなど決定機を作り出していく。

しかし浦和も66分にズラタンの落としを、後ろから走り込んだ関根がダイレクトで合わせるなど、さらなる追加点を目指して攻撃の手を緩めない。72分にはまたもズラタンを起点に高木のミドルシュートがクロスバーを叩く。

FC東京は81分、左サイドを抜け出した東が入れたグラウンダーのボールを中島が押し込んで1点を返す。85分にもバイタルエリアでボールを受けた中島が右足で積極的に狙うが、ここは枠を捉えきれない。すると試合はそのまま終了のホイッスルが吹かれ、浦和がFC東京に完勝し、3年ぶりとなる決勝へと駒を進めた。