ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選グループG第3節のマケドニア代表vsイタリア代表が9日に行われ、アウェイのイタリアが3-2で勝利した。

前節、スペイン代表との本命対決をドローで終えたグループ3位のイタリアは、予選2連敗中のマケドニアとのアウェイゲームに臨んだ。スペイン戦で左ヒザを痛めたモントリーボ、指揮官との握手拒否で代表追放のペッレが離脱したイタリアは、最終ラインとGKブッフォンを除く中盤と前線で大幅なメンバー変更を敢行。ヴェッラッティ、ベルナルデスキら若手が中盤に入り、2トップはヴェントゥーラ監督のトリノ時代の教え子であるインモービレとベロッティが組んだ。

イタリアが一方的に押し込む展開も予想された試合だったが、出足鋭い守備と、共にセリエAでプレーするパンデフとネストロフスキの2トップを軸に気迫のこもったプレーを見せるマケドニアが堂々と渡り合う入りとなった。

相手の素早い寄せに苦戦するイタリアは、ショートカウンターから再三のピンチを招く。18分にはネストロフスキにクロスバー直撃のシュートを浴び、あわや先制点献上という場面もあった。それでも、持ち味の勝負強さを見せるイタリアは、24分に先制点を奪う。左CKの場面でキッカーのベルナルデスキがニアに入れた速いボールをベロッティがワンタッチで押し込んだ。

ベロッティの代表初ゴールで先制に成功したイタリアは、その後も右サイドのカンドレーバのクロス、ヴェッラッティのスルーパスからベロッティがチャンスに絡むなど、追加点を窺わせる仕掛けを見せる。その一方で守備面では、相変わらず不用意な失い方からピンチを招き、41分にはアリオスキの右クロスをゴール前のネストロフスキに頭で合わせられるが、これはGKブッフォンが正面でキャッチした。

イタリアの1点リードで迎えた後半は拮抗した状況が続く。だが、イタリアは1つのミスからまさかの展開を強いられる。57分、ヴェッラッティの不用意なバックパスをネストロフスキに奪われると、DF2枚のサンドをモノともせず、ネストロフスキにゴール右隅へシュートを流し込まれる。すると直後の59分にはベルナルデスキのボールロストからロングカウンターを浴び、ボックス付近でパンデフ、ネストロフスキと繫がれ、最後は後方から走り込んできたハサニに抑えの利いたミドルシュートを決められた。

らしくない守備で逆転を許したイタリアは、64分にボナヴェントゥーラとベルナルデスキをベンチに下げて、パローロとサンソーネを同時投入。だが、71分に相手FKからモイソフに決定的なシュートを浴び、GKブッフォンの好守で何とか凌ぐなど、劣勢が続く。

それでも、W杯予選では2006年9月以来の10年間で52試合無敗を継続する負けないアッズーリは、ここから底力を見せる。75分、ヴェッラッティの浮き球パスに抜け出したボックス右のカンドレーバが丁寧に折り返すと、これをニアに飛び込んだインモービレがワンタッチで流し込み、同点に追いつく。

このゴールで完全に勢いづいたイタリアは、足の止まったマケドニアを攻め立てる。88分にはヴェッラッティの浮き球パスをゴール前でGKに競り勝ったパローロが頭で流し込むが、ここは微妙なオフサイドの判定でノーゴールに。しかし、諦めないイタリアは後半アディショナルタイム2分に、二次攻撃からボックス右でカンドレーバが入れた浮き球のクロスをファーサイドのインモービレが頭で押し込み、土壇場で勝ち越しに成功した。

格下相手に大苦戦を強いられながらもベロッティ、インモービレというヴェントゥーラ監督の孝行息子の活躍で勝ち切ったイタリアが、敵地から貴重な勝ち点3を持ち帰った。

なお、同日行われたアルバニア代表vsスペイン代表でスペインが首位のアルバニア相手に勝利したため、グループGでは、スペインが首位に、イタリアが2位に浮上している。

また、イスラエル代表vsリヒテンシュタイン代表は、ホームのイスラエルがヘメドの2ゴールで2-1の勝利を収め、連勝を飾った。