ロシア・ワールドカップ南米予選第10節のチリ代表vsペルー代表が現地時間11日に行われ、ホームのチリが2-1で勝利した。

コパ・アメリカ2連覇中ながらW杯予選では本大会出場圏外の7位と苦戦が続くチリは、8位ペルーとのホームゲームで4試合ぶりの勝利を目指した。

サンチェスやビダル、GKブラーボとビッグクラブでプレーする主力を揃えてこの一戦に臨んだチリは、立ち上がりから相手を圧倒。すると10分、右サイドを突破したイスラのクロスをゴール前でフリーのビダルが難なく頭で合わせ、幸先良く先制に成功する。

この先制点によって、ペルーを自陣から剥がしたチリは、持ち味の球際とショートパスを駆使したカウンターから追加点を狙っていく。21分にはファーでこぼれ球に反応したエドゥアルド・バルガス、30分にはボーセジュールからの左クロスに反応したビダルに絶好機が訪れるが、いずれも仕留めきれない。それでも、ペルーにほとんどフィニッシュシーンを許さないチリは、1点リードで前半を終えた。

迎えた後半もボールを保持して主導権を握るチリだが、前半同様にフィニッシュの質を欠き、試合を決める2点目を奪うことができない。すると、徐々に相手の推進力のある攻めに晒される。65分にはボックス左に抜け出したクエバにシュートを許すが、やや角度のないところから放ったシュートは枠の右に外れた。

一方、相手の出足が鈍ったことで、カウンターから活路を見出し始めたペルーは、76分に圧巻のゴールが生まれる。バイタルエリアでアキーノから足下にパスをもらったフローレスが、DF3枚に囲まれながらも意表を突いた左足アウトサイドのシュートをゴール左に流し込んだ。

再三の決定機を逃がし、追いつかれたチリの選手たちには明らかに動揺の色が見えたが、一人懸命にチームを鼓舞し続けたビダルが試合終盤に劇的ゴールを奪う。85分、ペナルティアーク付近でイスラからパスを受けたビダルは、鋭い反転から左足のシュートをゴール右隅に流し込んだ。その後、集中した守備でペルーの反撃を凌いだチリが、苦しみながらも4戦ぶりの勝利を収めた。