セリエA第8節、2位ナポリと3位ローマによる“デルビー・デル・ソーレ”が15日にサン・パオロで行われ、アウェイのローマが3-1で勝利した。

6連覇を狙う首位ユベントスを追うナポリとローマによる今季最初の“太陽のダービー”。インターナショナルブレーク前に行われた前節、アタランタ相手に今シーズン初黒星を喫したナポリは、代表ウィークに新エースのミリクやアルビオルが負傷離脱。ローマとの強豪対決に向けては、マクシモビッチとガッビアディーニが代役に入り、それ以外はお馴染の主力が揃った。

一方、ここまで2敗を喫しているものの、前節インテルを破って復調傾向のローマは、ナポリと同様に代表期間を通じてストロートマンとブルーノ・ペレスが負傷離脱を強いられ、右サイドバックにフロレンツィ、セントラルMFにレアンドロ・パレデスが起用され、40歳での初先発が期待されたトッティはベンチスタートとなった。

日差し降り注ぐランチタイムキックオフとなった太陽のダービーは、立ち上がりから集中した攻防が繰り広げられていく。素早い攻守の切り替えを軸にインシーニェやカジェホンが攻撃にアクセントを付けるナポリは、インシーニェの直接FKなど立ち上がりから攻勢を見せる。

一方、時間の経過と共にトップ下のナインゴランと1トップのゼコの関係でチャンスを窺うローマは、盛んに裏を狙うゼコが抜け出してフィニッシュに絡むと、20分過ぎにはナインゴランとペロッティが続けて際どいミドルシュートを放った。

前半半ばから終盤にかけては、ややナポリが押し込む時間が続くものの、ゴール前で粘りを見せるローマの堅守と、時おり見せる鋭いカウンターに晒されてペースを掴み切れない。すると43分、アウェイチームに先制点が生まれる。左サイドのゴールライン際でDFクリバリからボールを奪ったサラーが中に折り返すと、ニアでナインゴランがスルーしたボールをゼコが右足ダイレクトで蹴り込んだ。

ローマの1点リードで迎えた後半も立ち上がりから拮抗した展開が続く中、ローマが最初のチャンスをゴールに結びつける。54分、相手陣内右サイドで得たFKの場面でフロレンツィがファーサイドに絶妙なクロスを入れると、DFをうまくブロックしたゼコが頭で押し込んだ。

ホームで痛恨の2失点目を喫したナポリは、2失点目直後にガッビアディーニを下げてメルテンスを投入し、3トップの真ん中にメルテンスが入る“ゼロトップ”の布陣に変更。するとこの交代策がゴールに結びつく。58分、右CKの場面でグラムが入れたクロスをニアに走り込んだクリバリが頭で合わせた。

このゴールで勢いを取り戻したナポリは、メルテンスが縦横無尽な動きでボールを引き出し、同選手が空けたスペースに味方が積極的に飛び込んで厚みのある仕掛けを見せる。だが、前半同様にフィニッシュの場面で精度を欠く。

後半半ばから終盤にかけて選手交代で流れを変えに行く両ベンチ。ビハインドを追うナポリは、やや疲れの見えるカジェホン、ハムシクを下げてエル・カドゥーリ、ジエリンスキを投入。対するローマは、右ハムストリングを痛めたフアン・ジェズスに代わってエメルソン・パルミエリ、ナインゴランに代えてエル・シャーラウィを投入した。

その後も緊迫感のある攻防が続いた試合だったが、ローマが85分に試合を決定付ける3点目を奪う。中盤のイーブンボールを競りに行ったデ・ロッシから最終ライン裏に絶妙なスルーパスが送られると、これに抜け出したサラーが冷静にGKレイナとの一対一を制した。

敵地で今季最初の“太陽のダービー”に完勝のローマは、前節のインテル戦に続き強豪相手の連戦を2連勝で飾り、リーグ2位に浮上。一方、ホームで痛恨の敗戦を喫したナポリは、リーグ戦2連敗となった。