2016 Jリーグ YBCルヴァンカップの決勝戦、ガンバ大阪vs浦和レッズが15日に埼玉スタジアム2002で行われ、延長戦を終えて1-1で迎えたPK戦を4-5で制した浦和が2003年以来2度目のリーグカップ優勝を果たした。

試合後、同点ゴールを決め、MVPを獲得した浦和のFW李忠成がミックスゾーンで取材に応じ、試合を振り返るとともに、恩師であるミハイロ・ペトロビッチ監督への想いを語った。

FW李忠成(浦和レッズ)
──同点ゴールは2011年のアジアカップ決勝を思い出させたが
「今回は1-1の同点のゴールでしたし、延長戦にも行きました。2点目も獲りたかったです。ただ、あの気持の持って行き方が生きましたね」

──どんな状況で柏木選手のクロスに反応したのか
「自分のところに来るんだという気持ちが引き寄せたゴールだと思います。イメージしていなければ、緊張して外したと思います。途中から入る、自分がヒーローになるんだという攻めの気持ちがゴールに繋がったと思います」

──前掛かりになりそうなところ柏木選手が抑えていたが
「乗っている時は、もう少し貪欲にシュートに行っても良かったかなというのが今日見つけた課題なので、これからJリーグ、チャンピオンシップと続きますので、弾みとなる決勝ゴールとなったかなと思います」

──先発、サブと今シーズンはどちらでも結果を残しているが
「サブはサブで悔しいですけど、自分は何ができるかと切り替えてから、試合の準備、メンタルの持って行き方をやっていかなくてはいけません。自分が出る時は0-0とか負けているときなので、自分が出たら決勝ゴールを獲る、ヒーローになると考えて今週も練習しました」

──ミシャ監督におめでとうと言っていましたが
「嬉しいです。浦和レッズのクラブも長い間、良いチームなのにタイトルを獲れていませんでした。僕もミシャのためにこのチームに来たという、もう1つの理由もありました。彼が初タイトルを獲れたというのは、これからの彼にとっても、今までの恩返しになったかなと思います」

──恩返しとは具体的にどんな恩をもらったのか
「彼のサッカーに出会ってプレーの幅も広がりましたし、サンフレッチェの時に日本代表にも選ばれましたし、プレミアリーグにも行くことができました。彼が居なければここまで大きく、色々な世界を見ることはできなかったです。素晴らしい監督だと思います。色々な選手が彼の下で成長していると思います」

──これまでタイトルを逃していたが、今回は何が変わったのか
「要因はわかりませんが、今日で何かは変わったと思います。ミシャがシルバーコレクターと言われてきた中でタイトルを獲れましたし、一歩を踏み出せば後ろはないので、今日が変わっていく素晴らしい日になったと思います」

──選手にとっても変わったのでは
「僕たちもそうですね。タイトルを獲っていない選手…慎三は獲っていますが、僕もJリーグとナビスコカップは獲れていなかったんでね」

──今シーズンはメンタル面とか、フィジカル面はどの様にフィットしてきたか
「色々な努力をしましたが、海外にいる時も長い間歩くこともできない時がありました。それが長い分、フィジカルをフィットするのは難しかったです。過去には色々なことを耐えてきたので、これからはそれを糧に飛躍する李忠成であってほしいです」

──まだまだ途中という感じか
「カップ戦はカップ戦。僕たちはクラブ・ワールドカップを目指しています。浦和レッズのサッカーでどこまで行けるのかが楽しみです。今日は第1回目のルヴァンカップでMVPになれたのは嬉しいですし、優勝チームが浦和レッズということも記録に残ることなので素晴らしい日でした」

──この先のリーグ戦に向けて自分自身はどうしていきたいか
「こういったもの(MVP)をもらえたのは神様からのメッセージだと思います。チームが辛い時に李がやってくれるぞ。あいつが来た、あいつが居るという選手になりたいです」