リーガエスパニョーラ第8節、ビルバオとソシエダによる“バスク・ダービー”が16日にエスタディオ・サン・マメス・バリアで行われ、ホームのビルバオが3-2で勝利した。

前節、マラガに敗れたもののリーグ6位をキープするビルバオと、9位ソシエダによる今シーズン最初の“バスク・ダービー”。ホームのビルバオは、司令塔のベニャを負傷で欠くもののアドゥリスやラウール・ガルシア、ラポルテ、イニャキ・ウィリアムスなど主力が先発に入った。一方のソシエダは、若き守護神ルジ、オヤルザバルら若手と共にイニゴ・マルティネス、シャビ・プリエトら主力が先発に名を連ねた。

立ち上がり15分までに3枚のカードが乱れ飛ぶ白熱の入りとなったダービーは、ホームのビルバオが押し気味に試合を進めるが、アウェイのソシエダがセットプレーから先手を奪う。17分、ベラの左CKをニアでシャビ・プリエトが頭でフリックすると、これを中央に走り込んだスルトゥサが右足インサイドで流し込んだ。

早い時間帯に先制を許したビルバオは、ここから反撃を開始。20分にはボックス左に抜け出したウィリアムスに決定機も、ここは飛び出したGKルジに阻まれる。さらに37分にはムニアイン、イトゥラスペが続けて枠を捉えたミドルシュートを放つが、これもルジの牙城を破るまでには至らず。前半終了間際にはボックス右でDFをかわしたデ・マルコスの柔らかなクロスをゴール前のラウール・ガルシアが頭で合わすが、これもルジの圧巻のビッグセーブに阻まれ、前半はソシエダの1点リードで終了した。

前半だけで両チームにイエローカード3枚ずつが出る白熱のダービーは、後半も激しい攻防が繰り広げられる。その中で引き続きペースを掴んだビルバオが、畳みかける仕掛けから逆転に成功する。

まずは51分、左サイドでボールを受けたムニアインが鋭いカットインから右足のミドルシュートを放つと、これがゴール右上隅に突き刺さる。さらに60分には相手最終ラインの不用意なボール回しにプレッシャーをかけてボールを奪ったアドゥリスが、絶妙なロングループを無人のゴールへ流し込んだ。

ムニアインのゴラッソとエースの冷静なフィニッシュで試合を引っくり返したビルバオは、65分過ぎにデ・マルコス、ムニアインを下げてサボリ、スサエタを投入。この交代でやや守備的な戦い方にシフトするが、72分に再び相手の守備のミスからショートカウンターを仕掛けてゴール前でアドゥリスのプレゼントパスを受けたウィリアムスが今季初ゴールを決め、リードを2点に広げた。

一方、2つのミスから流れを失ったソシエダは、カナレスとファンミを投入し、同点ゴールを目指す。すると83分、相手陣内中央で得たFKの場面でキッカーのイジャラメンディがボックス左のスペースに絶妙なボールを入れると、これをイニゴ・マルティネスが角度を付けたヘディングシュートでゴール右に流し込んだ。

このゴールで息を吹き返したソシエダは、試合終盤にかけて猛攻を仕掛ける。後半アディショナルタイムには、ウィリアン・ジョゼ、パワープレーで攻撃参加のGKルジにあわやという場面が訪れるも、同点に追いつくことはできず。打ち合いとなった白熱の一戦を制したビルバオが、5年ぶりに“バスク・ダービー”で勝利を挙げた。