プレミアリーグ第8節、リバプールvsマンチェスター・ユナイテッドの“ノースウェスト・ダービー”が17日にアンフィールドで行われ、0-0のドローに終わった。

勝ち点16で4位に位置するリバプールは、第2節のバーンリー戦で敗れたものの、そこから公式戦負けなし。前節のスウォンジー戦を2-1で制したチームは、目下のところリーグ戦4連勝と勢いに乗る。インターナショナルウィーク明けのビッグマッチに向けてクロップ監督は、前節から先発2人を変更。代表戦で負傷のワイナルドゥムが招集外、ララナがベンチスタートとなり、カンとスタリッジが先発入り。スタリッジがサディオ・マネ、フィルミノとアタッカーコンビを組む[4-1-4-1]の布陣で臨んだ。

一方のユナイテッドは、ここまで4勝1分け2敗で現在6位。前節は、ストーク・シティを相手に内容面で大きく上回ったものの、ホームで1-1の引き分けに終わった。モウリーニョ監督は、敵地でのビッグマッチに向けてストーク戦から先発2人を変更。マタとリンガードに代わって、アシュリー・ヤングとフェライーニが先発入り。1トップのイブラヒモビッチの下に右からラッシュフォード、ポグバ、ヤングが並ぶ[4-2-3-1]の布陣を採用し、キャプテンのルーニーは引き続きベンチスタートとなった。

共に赤をチームカラーとする両クラブが月曜の夜に激突した“レッド・マンデー”。立ち上がりから鍔迫り合いが続く中、運動量やビルドアップの場面でやや精彩を欠くリバプールを相手に、ポグバやフェライーニ、イブラヒモビッチの強さを生かすユナイテッドが、やや主導権を握る。だが、攻撃に連動性を欠くユナイテッドは、ポグバやイブラヒモビッチが苦し紛れのミドルシュートで終わる淡泊な攻めが目立った。

その後もこう着状態が続くものの、前半半ば過ぎの29分にヘンダーソンのクロスからフィルミノのヘディングシュートで最初の枠内シュートを放ったリバプールが、ここから攻勢を強めていく。しかし、ボールホルダーに対してタイトな守備を見せるユナイテッドの堅守を前に、マネやスタリッジ、コウチーニョら自慢の攻撃陣が思うように仕事を果たせない。

打ち合いも期待されたビッグマッチだったが、終始クローズな展開の中で前半は互いに見せ場のないまま、ハーフタイムに突入することになった。

ゴールレスで迎えた後半は、リバプールのミスからユナイテッドにいきなり決定機。49分、自陣深くでのボール回しでGKカリウスのミスパスを奪ったポグバがゴール前でフリーのイブラヒモビッチにスルーパスを出すが、ここはオフサイドの判定となった。さらに54分には右サイド高い位置でボールを持ったポグバが意表を突いたテクニカルなクロスでチャンスを演出するが、ファーサイドに走り込んだイブラヒモビッチのヘディングシュートは枠を捉え切れない。

一方、後半に入って流れが悪いリバプールは、59分に後半最初の決定機。中央を持ち上がったマティプの縦パスに反応したカンがオフサイドラインをかい潜り、ボックス左でDF2枚に囲まれながらも左足のシュートを放つ。だが、枠を捉えたこのシュートは味方のブラインドを物ともせず、素早く反応したGKデ・ヘアのビッグセーブに阻まれた。

先制機を逃したホームチームは、直後の60分に精彩を欠いたスタリッジを下げて負傷明けのララナを投入。この交代でフィルミノが1トップ、コウチーニョが左ウイングにポジションを移し、ララナがセントラルMFの左に入った。ララナ投入で躍動感が出てきたリバプールは、マネとコウチーニョの両翼の鋭い仕掛けを軸にここから攻勢を強めた。71分にはボックス手前中央でコウチーニョが枠の右上隅を狙ったスーパーミドルを放つが、ユナイテッドの守護神デ・ヘアが圧巻のビッグセーブで阻んだ。

試合終盤にかけては再びこう着状態が続いていく。敵地で引き分け良しと割り切るモウリーニョ監督は、足を攣っていたラッシュフォードに代えてルーニー、試合終了間際にはヤングに代えて、マタやリンガードというアタッカーではなく、サイドバックが本職のショーを入れて試合を終わらせにかかる。対するクロップ監督は、疲労の見えたフィルミノ、ミルナーを下げて同ポジションのオリジ、アルベルト・モレーノを投入も、スコアは動かぬままタイムアップを迎えた。

ビッグクラブが対峙した注目の“レッド・マンデー”は、やや渋い内容でのゴールレスドローに終わった。なお、ホームで勝利を逃したリバプールは、連勝が「4」でストップ。一方、敵地で最低限の勝ち点1を持ち帰ったユナイテッドは、2試合連続ドローとなった。