19日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝2ndレグのFCソウル(韓国)vs全北現代(韓国)が行われ、FCソウルが2-1で勝利した。だが、1stレグを4-1で勝利していた全北現代が、2戦合計5-3でアル・アイン(UAE)の待つ決勝進出を決めた。なお、元日本代表MF高萩洋次郎はベンチ入りしたものの出場機会はなかった。

敵地で行われた1stレグを1-4で敗戦したFCソウルは、アドリアーノやダムヤノビッチ、パク・チュヨンを最前線で起用し、元京都のカク・テヒが最終ラインに入った。なお、高萩はベンチスタートとなった。一方、大きなアドバンテージを持って2ndレグに臨んだ全北現代は、C大阪や大分、松本でプレーしたキム・ボギョン、元柏のキムチャンスが先発に入り、元FC東京のエドゥーはベンチスタートとなった。

逆転突破に向けて最低3点が必要なFCソウルが、立ち上がりから猛攻を仕掛けていく。強力3トップを軸に相手を押し込むホームチームは、15分にゴール前に抜け出したアドリアーノがシュートを放つが、枠を捉え切れない。さらに25分にも左サイドからのクロスをアドリアーノが頭で合わすが、これも枠を外れた。

一方、守勢を強いられながらもキム・シンウクへのロングボールやリカルド・ロペスの個人技でカウンターを狙う全北現代は、32分に決定機。相手陣内を持ち上がったキム・チャンスが枠の右を捉えた強烈なミドルシュートも、ここは相手GKのファインセーブに阻まれた。

攻め込みながらも相手の堅守に手を焼くFCソウルだが、頼れるエースが先制点をもたらす。38分、ボックス左に抜け出したキム・チウがGKを引き付けてグラウンダーの折り返しを入れると、これをアドリアーノがスライディングで押し込んだ。なお、今季のACL通算得点数を13ゴールに伸ばしたアドリアーノは、2013年に当時広州恒大に所属したムリキ(現FC東京)のシーズン最多得点記録に並んだ。

迎えた後半もFCソウルが立ち上がりから攻勢をかける。52分には相手CKのロングカウンターからDFのクリアミスを奪ったジュ・セヨンが相手陣内を独走。ボックス手前で右を併走したパク・チュヨンにパスを送るが、パク・チュヨンのシュートは必死の戻りを見せたDFに触られ、わずかに枠の右を外れた。

一方、絶体絶命のピンチを凌いだ全北現代は、55分にキム・ボギョン、レオナルドを下げて、コ・ムヨル、イ・ドングクを投入する二枚替えを敢行。すると、この交代から5分後の60分に同点ゴールが生まれる。前線でキム・シンウクの頭での落としに反応したリカルド・ロペスがうまく相手DFに身体を当てて振り切ると、ボックス内での一対一を冷静に決めた。

痛恨のアウェイゴール献上で逆転には、さらに4点が必要となったFCソウルは、いずれもDFのキム・ナムチャン、イ・ギュロを下げて、攻撃的なユン・イルロク、コ・ワンミンを投入。さらに試合終盤には196cmの長身DFジム・ウヨンを投入し、決死のパワープレーに出る。91分にはコ・ワンミン

FCソウルとの韓国勢対決を2戦合計5-3で制した全北現代が、5年ぶりの決勝進出を決めた。

なお、FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016への出場を懸けたACL決勝は、11月19日に全北現代のホームで第1戦が行われ、同26日にアル・アインのホームで第2戦が行われる。