2017年初戦となった第17節では、首位レアル・マドリーと3位セビージャが大勝した一方、4位ビジャレアルと2位バルセロナの上位対決が痛み分けのドローに終わった。この結果、レアル・マドリーが首位の座を確固たるものとし、3連勝のセビージャがバルセロナを抜き2位に浮上した。

今節最大の注目カードは、セビージャとレアル・マドリーがサンチェス・ピスファンで激突するリーガ頂上決戦。開幕から唯一無敗を継続し、現在リーグ2連勝中のレアル・マドリーは、2017年初戦となったグラナダ戦を5-0の大勝で飾り、新年に入ってもその勢いに衰えなし。また、奇しくも今回の対戦相手セビージャとの対戦となったコパ・デル・レイ5回戦では、控え主体の布陣で1stレグを快勝。12日に行われた2ndレグではエースFWクリスティアーノ・ロナウドを温存するも、試合終了間際にFWベンゼマが決めた劇的同点弾でドローに持ち込み、スペイン新記録の公式戦40戦無敗を樹立した。

一方、リーガ3連勝で2位に浮上したセビージャは、前節好調のソシエダとの上位対決をFWイェデルのハットトリックの活躍などで4-0の快勝。相変わらず消耗の激しいスタイルを貫くも、チャンピオンズリーグ(CL)中断期間を生かしてコンディションは良好。直近のコパではレアル・マドリーに敗れて敗退を強いられるも、2ndレグでは今回と同じサンチェス・ピスファンで“白い巨人”をあと一歩のところまで追いつめており、無敗ストップに期待がかかる。また、前述の2ndレグでは今冬に獲得したFWヨベティッチ、DFラングレの2人の新戦力を早速起用し、ヨベティッチはデビュー戦ゴールを記録する上々の滑り出しを見せており、既存戦力と新戦力の融合にも期待したい。

頂上決戦の漁夫の利を生かして浮上したいバルセロナは、前節に難所エル・マドリガルでビジャレアル相手に辛くもドローと、2017年のリーガ初戦を白星で飾ることができず。それでも、11日に行われたコパのビルバオ戦では、初戦を1-2で落としながらも“MSN”が新年初の揃い踏みを果たし、3-1で勝利。逆転での8強進出を決めた。その“MSN”では、FWスアレスがバルセロナでの公式戦100ゴール、ゴール欠乏症に陥っていたFWネイマールがPKでの得点ながら出場試合12戦ぶりのゴール、FWメッシが圧巻の公式戦3試合連続直接FKでのゴールを記録するなど、調子を上げている。

だが、バルセロナと共通項を持つポゼッションスタイルを武器に昇格2年目で8位と躍進するラス・パルマスは侮れない相手。直近のコパではアトレティコ相手に敗退を強いられるも、ビセンテ・カルデロンで行われた2ndレグを試合終了間際の2ゴールで3-2の逆転勝利を収めるなど、地力は十分だ。バルセロナとしては、ビルバオ戦で歓喜を味わったカンプ・ノウできっちり難敵を撃破し、新年リーガ初勝利を手にしたいところだ。

2連勝で上位陣を追走するアトレティコは、ビセンテ・カルデロンに14位のベティスを迎える。前節、好調のエイバル相手に2-0の勝利を収め、2戦連続クリーンシートで復調気配を見せたアトレティコは、ゴール欠乏症に陥っていたFWグリーズマンが2017年に入って公式戦3試合連続ゴール中と完全復活を遂げた。その一方で、直近のコパではラス・パルマス相手にホームで2-3という痛恨の逆転負けを喫しており、今季の課題である守備時の集中力という面で粗を見せてしまった。ビセンテ・カルデロンでの連戦となる格下ベティス相手の一戦では、グリーズマンらの活躍と共に水も漏らさぬ堅守を披露し、要塞ビセンテ・カルデロン復活を印象付けたい。

その他の注目カードでは、前節アトレティコに敗れたものの、現地メディアと敵将シメオネから絶賛されたMF乾貴士を擁する10位のエイバルが、18位スポルティング・ヒホンと敵地で戦う一戦。また、前節に最下位オサスナを相手に3度のリードを守り切れず、ドローに終わった泥沼の17位バレンシアが、かつての指揮官キケ・フローレスが率いる11位エスパニョールと対峙する一戦に注目したい。

◆リーガエスパニョーラ第18節

1/14(土)
《21:00》
レガネス vs ビルバオ
《24:15》
バルセロナ vs ラス・パルマス
《26:30》
アトレティコ・マドリー vs ベティス
《28:45》
デポルティボ vs ビジャレアル

1/15(日)
《20:00》
バレンシア vs エスパニョール
《24:15》
セルタ vs アラベス
《26:30》
スポルティング・ヒホン vs エイバル
《26:30》
グラナダ vs オサスナ
《28:45》
セビージャ vs レアル・マドリー

1/16(月)
《28:45》
マラガ vs ソシエダ