ジュビロ磐田は13日、2017シーズンの新体制発表会見を行った。

この会見に新加入選手と共に出席した名波浩監督は、現役時代に日本代表でチームメートとしても共演したMF中村俊輔の加入について、「そりゃ、嬉しいですよね(笑)」と返答。「チームメートと良い関係性を築ければ1+1以上のものがどれくらい計り知れないものなのかをみんなに見ていただけると思う」と期待を寄せた。

名波浩監督(ジュビロ磐田)
「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。社長、服部強化本部長から細かいことを言っていただいたので、私からあまり言うことはないのかなと。どのみち、Q&Aがあるということなので、多くは語らないでおくが、正直なところ年末年始、気の抜けた生活をしていたので、今日も道中に渋滞に巻き込まれるという悪運から始まった。ただ、控え室で選手たちの顔を見て、やる気、野心にみなぎっているその姿勢だけで私の勝負に対するスイッチが入り、『今シーズンもやってやろう』という気になった」

「番記者の方は私と毎日のようにコミュニケーションを取っている中で感じているところはあるかも知れないが、今シーズンに入ってやっと『競争』というフレーズを出してもおかしくないレベルに達するのかなと思っている。ここにいるクオリティのある選手たち、将来を担う選手たち、既存の選手たちが融合したときに初めて競争が生まれる。昨シーズン、一昨シーズンもそうだったが、それ以上に期待が深まった。勝負ごとなのでやってみないとわからないが、十分に期待できるチーム作りができるという自信がある」

――今シーズンの目標
「順位とか、勝ち点の目標という具体的なものは内に秘めているものこそあるが、ここで公表することではないと思うので、差し控えてさせていただきたい。だけど、得失点の+-0というのをミニマムな目標として、そこからより上に一つでも多く積み上げられれば、18クラブを二分割したときにA、Bというクラスでくくるとしたら、Aクラスにいるんじゃないかなと。この前、社長とお話をさせていただいたとき、A、B、Cの三分割にしてAに入ろうという話をしていたが、私はリアリスト。そこまでは求めていないが、もちろんのことより高いところに行ければ良いし、そういったチーム作りができればと思っている」

「それから、高みを目指すにあたって高めていることは得点力の部分。昨シーズン、37得点ということで得点が少ない。ご覧の通り、センターFW、トップ下、しょうへいに関しても攻撃的なセンターバック。やはり攻めなければ我々の魅力は半減してしまう。高い位置からアプローチをかけるアクションサッカーをやっていく中で、下がって低い位置でボールを奪って60、70mもポゼッションしながら攻めるよりも、高い位置で奪って10、15秒でフィニッシュまで行くという形はそのまま浸透させていきたい。それを叶えてくれるだけのメンバーが集まってくれたので、既存の選手とうまく融合させていきたい」

――MF中村俊輔とは日本代表で共にプレーした間柄。マリノスから移籍してきた率直な感想
「そりゃ、嬉しいですよね(笑)。先日、その辺のショッピングモールだったり、コンビニであったり、色んなところで俊輔の記事が出てから、街中で『期待してます!』『絶対獲ってください!』と言われるようになっていた」

「私と俊輔の関係性よりも、いちサッカーファンとして、みんなが見たいと思う選手が我々のクラブに来てくれて、自分の手元で羽ばたいてくれると思うと身震いがする。チームメートと良い関係性を築ければ1+1以上のものがどれくらい計り知れないものなのかをみんなに見ていただけると思う。もう期待しかない」

――日本代表でプレーしたことがあるMF中村俊輔に対する印象、評価
「お互いの?(笑)。俊輔もそうだが、シャイボーイ。シャイボーイ同士、あんまり部屋の行き来もなく、練習、試合のピッチ上以外でそこまで絡んではいなかった。私自身、年齢、上下関係も気にせず発言するタイプ。俊輔は歳下だが、大きな尊敬の念を抱いているし、サッカーに対する情熱、気持ちが小さい頃から揺るがずにきているんだなとひしひしと感じている」

「もちろん、ここにいる選手も既存の選手もそうだが、私の手元にいる以上は全員が私の息子。社長にとっては孫かも知れないが、全員のことを息子だと思って振る舞う。なので、そういうつもりで接してきて欲しいし、どんな外的要因に晒されたとしてもそれを全て跳ね除けて守るという自信がある。自分の手元にある選手たちは非常に大切したい。これはクラブ全体、我々のスタンスです」