56歳にしてヨーロッパでプレーを続けているFW三浦知良が、シーズン最終戦を終えて更なるキャリアについて言及した。ポルトガル『Spor TV』が伝えた。

昨シーズンはJFLの鈴鹿ポイントゲッターズでプレーしていた三浦。今冬には横浜FCからポルトガル2部のオリヴェイレンセへとレンタル移籍。55歳でのヨーロッパ挑戦となった。

世界中を驚かせた挑戦となった中、三浦はリーグ戦で3試合に出場。28日に行われた最終節のレイションイスで20分間プレーすると、キャプテンを務め、マン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)も受賞していた。

試合後、自身の将来については「少なくとも60歳までは」と大台までピッチに立ちたいとコメントした。

「僕はみんなにとても感謝している。クラブにもファンにも、この賞はチームのためのもので、僕のためのものではない。僕はゴールも何も決めていないから…」

「チームメイトや監督の助けがなかったら、僕はここにいないでしょう」

流暢なポルトガル語で話す三浦。横浜FCのオーナーでもあるONODERA GROUPはオリヴェイレンセの過半数の株を保有しており、同じグループのクラブ。その関係もあり、今回のポルトガル挑戦も決まったが、3試合でのプレー。ポルトガルでの最年長出場記録を樹立した。

ファンの間ではアイドル的な存在となり、ピッチに立てば大きな歓声が湧くことに。ただ、レイションイスの監督は、7点が生まれた試合で三浦がMOTMを獲得したことに「7点が生まれた試合で、三浦に最優秀選手賞を与えるのは理解できない。それが起こればサーカスだ」とコメント。批判的な意見を述べていた。

これでレンタル期間は終了。横浜FCに復帰することになるが、三浦はどこでプレーを続けるのか。60歳までプレーするならば、あと4年は楽しませてくれそうだ。