初めての育児は、わからないことだらけ。不安の連続で、てんやわんやの毎日ですよね。

初めての授乳、寝かしつけ、オムツ替え、離乳食などなど……赤ちゃんが生まれた瞬間からすべての女性は母になり、初心者マークを胸につけて日々、奮闘しているんです。

そんな子育てのリアルをユーモアたっぷりに描いた育児ブログをコミックエッセイ化した『たまご絵日記 新米かあちゃん奮闘記』は、時に汗と涙にまみれた育児のツラさを笑いに変えるヒントが詰まった一冊。

今回は、著者のナナイロペリカンさんに、エッセイに描かれた爆笑育児生活の裏側について伺いました。そこから見えてくる、育児の苦労を笑い飛ばすコツとは?

ブログの反応を見て笑える表現を考える

――初めて母親になったときの心境について、「経験ゼロで社長に就任したようなもの」というたとえがとてもしっくりきました(笑)。

未知の生物、宇宙人のような赤ちゃんを、どう扱ったらいいのかわからない状態から始めるじゃないですか。

そんな中で、とにかくかたわらにいる夫がいろいろ聞いてくるんですよ。

ミルクどうやって作るの、とか。ボタンだらけの見たことのない肌着とか、新生児の謎の着物のような服とか(笑)、そういうのまで私が完全に知ってるかのように、聞いてくるんですよね。

ちょっと待てよと。こっちもやったことないんだよと(笑)。

「教えてください社長!」みたいな。夫は完全に雇われたアルバイトのような感じでしたね(笑)。そういう状況を、「社長に就任した」ように感じて、表現してみました。

――ウンチ漏れに次ぐオシッコ噴射で着替えの連続、そんな悲惨な状況も「毎日開催ファションショー」と描写されることでクスリと笑える一コマになっていましたね。

普通に言ったらめんどくさいっていう話で、ただ勘弁してくれ、ってことが、「ファッションショー」って言い換えたりすると楽しくなるかなって。

ブログ始めたてのころは、私も日記みたいな感じで自己満足でつけていたんです。記録をとって、誰かの参考になればいいかな〜くらいに思ってたんですよね。

でも、ちょっとわかりやすい表現にしたりすると途端にアクセスが増えるんですよ(笑)。

それに味をしめてしまって。どんどんおもしろくしよう、おもしろくしようというクセがついていったのかもしれないですね。

見てくれる人の反応をみながら、育てられたところはあるかもしれないです。

やっているうちに、思ったことを書いたりすると「そうそう!」とか反応があったり、だんだんコミュニケーションをとるようになっていきました。

――じゃあ、育児でつらいことがあると「これ、ブログに書いちゃおう」とネタにできるみたいなところがあったり……。

いやホントすべてそうですね(笑)。

つらくてやってられないことだらけじゃないですか、人生って。

私、本当におっちょこちょいで、ツメの甘さみたいなところが人よりすごくあって、もうガッカリすることだらけなんですよ。そんなどうしようもなさをブログに書けば少しはメリットになる(笑)。

ブログがあるおかげで吐き出せるんです。助けられていますね、ホントに。