もはや秋の風物詩? 今年も日本最大級のインド映画祭、IFFJの季節がやってきました。

世界一の映画大国とも言われるインドには、映画ファンのみならず、全てのエンタメ好きにおススメしたい素晴らしい作品と最高のスターが勢ぞろいしています。

2014年、2015年に続き、今年もIFFJレポートをお送りします。

今年は、インド映画ファンや、著名ボリウッドダンサーさんへのインタビューを敢行。インド映画の醍醐味を熱く語っていただきましょう。

もちろんIFFJオープニングセレモニーのレポートもありますよ!ではでは、行ってみましょう。

インド映画のココが好き!インド映画ファンインタビュー

9月24日・25日に、代々木公園にて「ナマステ・インディア2016」というイベントが開催されました。

インド映画ファンやインド料理好きが大勢集まるこのイベントに、IFFJがブースを設営。そちらのブースで、インド映画ファンのお二人のお話をうかがってきました。

お一人は、比較的最近からインド映画、特に北部の”ボリウッド”映画のファンになったというヨルンさん。

そして、インド映画を紹介するブログ「インド映画でちょっと休憩」を2013年から運営するブロガーのエルザさん。お二人に、インド映画との出会いと魅力を語っていただきました!

興味がなかったのに、作品を観たらハマった/「インド映画=面白い」という図式が出来た

――お二人が、インドの映画やエンターテイメントにはまったきっかけは?

ヨルン「ご縁があって、映画の宣伝に協力してくれって言われたんです。インド映画をとりあえず見に行こう、と思って『チェイス!』を見たんです。

主演のアーミル・カーンの演技力がすごい!っていう第一印象で。

この人、ものすごく演技がうまいぞ!と思ったんですよ。」

――あの映画はいろんな要素があってすごいですよね!アーミル・カーンと言えば『きっと、うまくいく』も御覧になりました?

ヨルン「はい!その後に見たんですけど、そこでまたびっくりしました。

おいおい待て待て!これもアーミル?!って。『チェイス!』とは、まぁ違うタイプの役柄で!さらにカリーナ・カプールさんをはじめ、またすばらしい俳優さんに出会えたのも嬉しかったです。」

エルザ「私は、2001年頃にTV放送で『ムトゥ・踊るマハラジャ』を見たんです。

当時、中学生ぐらいで、どんな映画だったかもよくわかっていなかったけど、ものすごく面白い映画だな、と思っていました。

私の中でインド映画=面白いっていう図式が出来たところで、高校生の時に『ミモラ 心のままに』という作品をレンタルして見たんです。そこでヒロインのアイシュワリヤ・ラーイの美しさにやられましたね。」

――自分にとっても『ムトゥ』はフェイバリットです!お二人のお好きな作品や俳優さんを教えてください。


ヨルン「『恋する輪廻オーム・シャンティ・オーム』は何度も見たし、去年IFFJで公開された『銃弾の饗宴 ラームとリーラ』もすごく好きです。

俳優では、もちろん三大カーン(シャールク・カーン、アーミル・カーン、サルマン・カーン)は好き!基本的に、筋肉大好き、ムキムキ、もちもち系の役者さんが好きなんです(笑)。

ヴァルン・ダワンに、タイガー・シュロフ、リティク・ローシャンとか…。」

エルザ「うーん、いっぱいあって決められないですね…。サルマン・カーン主演の『タイガー 伝説のスパイ』も好きだし…。2014年のIFFJで公開した『ルーテラ』とか『ラーンジャナー』もすごく好きで…。好きな俳優は、ボリウッドではシャーヒド・カプール。

結構日本人でも抵抗ないタイプのイケメンだと思いますよ。タミル映画(南インド)のスター、スーリヤも大好きです。」

「映画ってこれだ!」って思った、知れば知るほど面白くなる

――うーん、次から次に出てきますね!今年のIFFJ、お二人のおススメ作品は?

ヨルン「今年の公開作の中では、サルマン・カーンの『プレーム兄貴、お城へ行く』推しですね!

兄弟愛、家族愛がテーマの作品なんです。特に兄弟愛のテーマは、私にとってはぐっときましたね。全般的に、愛に溢れた作品です。

アクション映画が多かったサルマンの、愛情がテーマの作品っていうのがまたいいのかな、と思います。彼自身、もともと愛情深い人だと思うんですよね。」

エルザ「今年は『プレーム兄貴』ですね。今、逆にあまりないタイプのマサラ映画なんですよ。

ダンスもあって、家族愛も、恋愛も描かれていて、てんこ盛りっていう感じで。

キラキラしていて楽しい!私、キラキラしたインド映画が好きなんです。

きらびやかなインドがバーッと広がっている。それを体験できる映画です。その映像だけでも見てもらえたら!」

――おおっ、『プレーム兄貴』人気ですね!

エルザ「今作のスーラージ監督と、主演のサルマン・カーンは、以前にも大ヒット作を発表しているんです。

その二人がまた組んで、昔の映画、古き良き映画を懐かしむ、という奥深いテーマもあるんですよ。

サルマンの役名も、今回と同じプレームなんです。」

――うーん、奥が深い…。お二人にとって、インド映画の魅力は?

ヨルン「私はもともとハリウッド映画も好きだったんですけど、ちょっと物足りなく感じていて…。

そこでインドの映画を見て、「映画ってこれだ!」って思ったんです。エンターテイメント作品はもちろん、社会派の作品も、楽しませる要素がきちんとありますよね。

見ていていろいろな感情になるんです。ドキドキさせてくれたり、ダンスで楽しませてくれたり、最後は涙なみだで、絶対泣いちゃうんですよね。全部詰め込んできやがった!って思うんです。」

エルザ「情報が全くなくても、すごく面白いし、情報を調べ始めるとさらに面白いんですよね。

文化的な側面、メタ映画的な側面、役者さんの私生活にまつわるネタも入っていたりして。他の映画に対するオマージュが入っていることもあって、他の映画を見た後でもう一回見ると「あ、あの映画の要素が入ってる!」って思えたりするんです。」

――なるほどなるほど…。最後に、これからインド映画を見てみようかな、と思っている方に一言!

ヨルン「もう、迷うだけ無駄だよ!って思います。一回、どんな作品でも見たら、何かしら心に残るんですよ!それに、情報量が多いから、一度見たら、ネズミ算式にバーッと広がっていくんですよね。

すごく探求心をくすぐってくれるんです。インドってどんな国?っていう知識よくも満たしてくれるし…。音楽から入ってもいいし、美男美女から入ってもいい。ファンタジーなんですよ!」

エルザ「イメージが先行しがちだけど、ともかく、何か一本見てみるといいと思います。

それでイメージが出来ると思うんです。長い映画、ダンスの入る映画だけじゃなくて、サスペンスも、短い映画も、いい映画がいろいろありますので。」

――今日はありがとうございました!