ロンドンにあるゴシック様式のサウスワーク大聖堂で披露されたシモーネ・ロシャ(SIMONE ROCHA)2017春夏コレクション。ショーの冒頭にはルースにフィットしたレース素材のドレスや大きなリボンがあしらわれたトップやボトムなどを纏った全身真っ白な聖体拝領者のようなモデルたちが現れ、足もとにはウェリントンブーツ、手もとにはラバー素材のようにも見えるレースのようなカッティングが施されたグローブが合わせられていた。

他にもレース、ラッフル、バルーンスリーブなどシモーネらしいキュートな要素が多く見られたが、そこにはアシンメトリックなデザインやスタイリングでエッジが加えられていた。シモーネが発表する作品にはいつも、まるで何かの儀式のようにも感じられる宗教的なエッセンスが官能的なデザインの中に散りばめられている。そのエッセンスこそが、シンプルに「可愛い」だけではないエッジの効いた雰囲気を生み出している。