円形状の宇宙的な空間で開催されたショーの冒頭には、丸みを帯びたドロップショルダーのボディをスッポリと覆うオーバーサイズシルエットのコートをさらりと羽織ったモデルが登場。コートの袖に見られた幾難学的なフォルムのレザーの装飾とマッチした幾何学的なバッグやシューズなどを合わせていた。

「全ては美しい数学です」と、アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)は自身のコレクションについてそう説明し、「私は数学が得意ではありませんが、アートフォームとしての数学は別です」と続けた。ファーストルック以降もショルダー部分が円形状にカットアウトされたコートやドレス、スウィムウェアやバッグなど全てにおいて幾難学的モチーフがコレクション全体に散りばめられていた。コンパスや定規を彷彿とさせる無機質で幾何学的なデザインからは、デザイナーが考える数学の美を垣間みることができるコレクションだった。