ジェレミー・スコット(JEREMY SCOTT)が手掛けるモスキーノ(MOSCHINO)。今シーズンのテーマは着せ替えのペーパードールで、その特徴は2つ。ひとつはトロンプルイユで、下着姿に見えるドレスやネックレスをつけているかのようなブラウス、ベルト付きのプリーツスカートに見えるスカート、トレンチを肩にかけているかのようなワンピースなど、どれもプリントによるだまし絵だ。

もうひとつはペーパードールの服を細部まで再現したこと。つまり紙の着せ替え服に必ずついている“おりしろ”が、ドレスやジャケット、パンツの肩やウエスト、腰についているのだ。「(スマホなどの2Dでの会話に慣れてしまって)近いうちに、直接会って話すことがぎこちなくなるのではないか」とスコットが感じて今回のコンセプトが生まれたという。ユーモアとともに現代社会への風刺を感じるコレクションだ。