パリコレクションの真っ只中、ランバン(LANVIN)の前クリエイティブディレクターであるアルベール・エルバスが、レジオン・ドヌール勲章を受賞することが明らかになった。ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)のショーが終わり、エルメス(HERMÈS)のショーが始まるまでの間、デミ・ムーアやヴァレンティノ(VALENTINO)のピエールパオロ・ピッチョーリなど大勢のファッション関係者が見届ける中、フランス最高の名誉と評されるレジオン・ドヌール勲章の受賞者がオードレ・アズレ文化・通信大臣によって発表された。

エルバスは「こんなに素晴らしいフロントロウを目の前にして受賞できるなんて、夢のようだ」と喜びを語った。「眠れる森の美女を目覚めさせて欲しい」とランバンから依頼を受け、14年という長い間クリエイティブディレクターを務めた彼は、「またきっと一緒になるときが訪れるだろう。同じ場所でなくとも」とメゾンに対しても感謝の言葉を述べた。

彼の受賞を祝して、ヴァレンティノのピエールパオロ・ピッチョーリは「彼は、今まで出会ったファッション界の人たちの中でもっとも温かい心の持ち主だ。それに、彼の喜びに満ちあふれたアプローチは、新たな動きであった。情熱を与えると共に、ファッションの世界に人間らしさを与えれくれた。多くの人が強い女性について言及している時、彼は’喜び’という新たな感情を与えたんだ。彼のオーセンティックな考え方が好きだ」と語った。

また、以前ジェーン・ランバンの展示会を開催したパリガリエラ宮・モード&コスチューム博物館長であるオリヴィエ・サイヤールは、「彼はフランス最古のメゾンであるランバンにおいて、とてもすばらしい仕事をしていた。今でもジェーン・ランバンの展示会をやった時のことを覚えているよ。彼は常に思考を凝らし、みんなとアイデアをシェアして仕事をしていた。カール・ラガーフェルドやクリスチャン・ラクロワ(CHRISTIAN LACROIX)と同様、独自の世界観を築いている。全てのデザイナーがそういった世界観をもっているわけではないからね」とコメントした。